富山大の浜崎智仁(脂質栄養学)教授が,日本人延べ約17万人のデータを含む複数の大規模研究を分析した結果,総コレステロール値があまり低いと死亡の危険がかえって高まるとの研究結果をまとめ報告した。
『男女とも最も数が多かった血中総コレステロール値(160~199)を基準に死亡の危険を比較したところ,男性は160未満だと死亡の危険が1.6倍高く,200以上では0.8倍程度と,コレステロール値が高いほど危険が低くなるという結果。女性も160未満は1.4倍と死亡の危険が高かいもの,160以上は,240を超えても差はなかった。』
なんなん?一体どういうこと?
東海大の大櫛陽一(医療統計学)教授らが,今度は「悪玉」とされるLDLコレステロールは,低いほど死亡率が高まることが疫学調査によると分かったと報告。
なんなん?一体どういうこと?
厚生労働省は,4月に始まる「特定健診・保健指導」(メタボ健診)の腹囲測定について,着衣のままの測定や健診会場での自己測定を認めることを決めたけど,息を止めて腹をへこませズルすれば何とか85cmに収まるかもしれない私には,こんな検診なんて意味ないじゃん。
なんなん?だいたい,私の出っ腹体型は遺伝なの!
私の母のような後期高齢者の年代の人が,金沢で使う言葉で「おとましい」というのがあります。
「もったいない」と同じようのものですが,母が通院するのに「ハイヤーで行くがぁ,おとまして」と,私をアッシーとして呼ぶのです。
呼ばれる私は「うとましい」気分なのですが,「孝行したい時に親は,なしと言うがいね」と言われりゃ,出向わないかんやろ?
年度末の明日には消えた年金問題が解決するはずだが,道路特定財源をめぐって国会が空転する間に消える税金が50余億円。おとましないけ?
与野党問わず,次回選挙の公約として
① 国会議員の定数半減
② 国会空転の間,議員報酬を日割り計算してカットする
③ 国会で決めた法令なのに,説明できない議員は辞職
④ 比例当選した議員が所属を離れ,無所属となったら即辞職
タクシーもハイヤーも一緒にしている母にも,4月から(軽減期間はありますが)保険料負担が二ヵ月分として1万2千円程度かかることになります。
国会議員として今出来ることをしてもらわないと「おとまして,どんならんわいね」。
ほぉ思わんけ,ご同輩方?
昨日(28),私が高校時代に所属(1・3年生,2年生の時は退団)していた合唱部の同級生,S々木君が神戸からやって来た。S君は,大阪教育大から神戸市の小学校教諭となり,音楽指導に命を燃やしている。
夜,待ち合わせて店主がすし屋修行時代から知っている近江町の「井の弥」に入ったが満席で,残念ながら「ひら井」のカウンターに座る。お酒が進みましたわい。切り上げると,割り勘のおつりが2人で400円。じゃ,彼の200円を頂いて二次会は私が払うつもりで割烹に入った辺りから記憶がない。
声楽アンサンブル La Musica のホームページ(HP)にリンクさせている,この「箱」を書いている人は絶対私じゃなく,すごく教養豊かな別のメンバーが書いているとばかり思っていたようで,その言葉に嬉しくて酔ってしまったんだな。S君,僕はちゃんと支払ったかい?僕はどうやって家に帰ったの?これで僕が書いていると理解してもらえたかな。
家に着いても玄関の鍵がかかって入れず,神戸の長男に電話し「母さんに電話して,僕が入れないことを伝えて欲しい」と頼んだ瞬間は覚えている。なぜなら,子供たちの着信音には敏感なのに,僕の着信音では彼女は起きないから。ご同輩方,私の立場をご理解いただけるでしょう?
帰宅時間は,深夜12時。そのまま高級皮長椅子(ソファー)で転寝をして,寒くて目が覚めたら3時過ぎ。今日は,軽い二日酔いと重い風邪熱でダウン。友遠方より来たりてダウン。分かっていても正体を失う間で飲む私は,実際は全く分かっていないと言うことなのです。もう諦めました。
ところで,心ならず他人を傷つけるような記載があるかも知れない。
合唱連盟の更新されないHPの件でも,非難しているのではないんですよ。
二水高校と泉丘高校の合唱部演奏会が,2夜に渡って行われましたが,連盟と高文連は別だとしても,連盟役員が「豊かに歌い上げてとても感動しました etc」と言った内容をHPに載せるだけで,高校生にとって更にモチベーションが上がり,卒業しても合唱を愛し,続けて行きたくなる,そんな風だったらいいなと思っているのです。
連日のように殺傷事件が起きている。
90歳の夫が認知症を伴った88歳の奥さんを,介護に疲れた果ての事件や,正当防衛のように「情状酌量の余地」があることを除いて,人を傷つけ殺めた犯人は,同じように命で償ってもらいやしょう。
精神鑑定で「心神喪失」だなんて止めましょう。
そういえば,私たちが所属している県合唱連盟のホームページが止まったまま。製作者に尋ねたら,記事が送られて来ないのでアップ出来ないのだって。何をしてるんでしょう。経費もかかっているんじゃないの?
と,連盟の担当者を傷つけてしまっている。人を傷つけた者は,必ず因果応報(善悪の因縁に応じて吉凶禍福の果報を受けること)として何かを必ず言われ傷つく。
でも,言い訳はちゃんと用意してある。私は,心神喪失中で最近歌ってないって。
春分の日も過ぎて,空模様はぐずついているものの暖かな風に変わってきたのが分かります。
一週間も瞬く間でした。手首の骨折で入院していた母も,22(土)に無事退院。神戸から見舞いに長男・次男も駆けつけ,私と母と息子達4人で退院後の快気祝い。母も年だから,骨が付くのに時間がかかるだろうな。普段は日中一人で過ごしている母にとっては,休養を兼ねた精神的保養だったのかもしれない(病院じゃ,相部屋のため眠られなかったかな)。
「ライラの...」最終巻「琥珀の望遠鏡」まで,映画のシーンを想像しながら 一気に読んだ。
フィギュア世界選手権も,浅田真央さんが1位を獲得して終了。
彼女が演技をしていた時に流れていた「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」が,買ったばかりのDVD『ラヴェンダーの咲く庭で』のエンディングに流れていた。
この映画は,一昨年,東京で検診の夜に観ていましたが, amazon.comで注文していたのです。
嵐の朝,海岸に打ち寄せられ横たわっていた若きヴァイオリニストと老いた姉妹の淡くてせつなく叶わぬ恋心を描いたもの。姉妹演ずる二人が,ジュディ・デンチ(妹)とマギー・スミス(姉)。妹を演じたジュディは,忘れていた女としての感情を荒々しく悲しく演じて,姉のマギーが妹を諌めかばう姿は,さすがアカデミー賞受賞の二人。最後のコンサート終了後のパーティで青年と会い,廊下を二人で後にして流れるのがこの曲。
真央さんは,老女二人の喪失感を演じていたんでしょうか。
一昨年の医療費の還付請求を,再度行って来た。
小額だけど領収書が出てきたから。大した違いはなかったけれど,戻ってくるためにゃ些細な手間など惜しんじゃいけません。結局,7,410円が戻ってくることになった。偉いでしょ。
4月から医療制度が大きく変わろうとしている。お気付きでないご同輩方,慌てても遅いですよ。
夜間・早朝診療に50点加算が新設となりましたが,北陸地区では18~21時の時間帯で診療する診療所はありませんが,関西では数多く見られます。
平日の6-8時,18-22時。土曜の6-8時,12-22時。日祝日の6-22時。4月からこの時間帯が,夜間・早朝の初診・再診料に50点加算となって,詳細は省きますが,今までより割高となります。
4月より70~74歳の人については,医療費の自己負担割合が1割負担から2割負担に引き上げられる。ただし,20年4月より1年間は凍結されるんですが,なんといっても後期高齢者(75歳以上)医療制度です。
被扶養の概念がなくなり保険料も加入者が個別に負担することになるので,父母を扶養していたご同輩方はご注意下さい。保険料負担が発生するこれまでの被扶養者は,実施まで1年の期間がありますが,ご同輩方が頑張って長生きして後期高齢者になった頃には,自己負担が跳ね上がること間違いなしです。それでも頑張りますか?
ややこしい問題が山積する中,ギブを宣言されても誰も文句は言わないでしょうよ。逆に感謝されたりして...。でも,そんなこと恐れ多くて誰も言わない。
疲労骨折して治療しに帰国した朝青龍の優勝に,散々叩いたマスコミは歓喜している。一体どうしちゃったの?総クレーマー時代になったのは,マスコミのヒステリックな報道姿勢のせいではないのでしょうか。
短いようで長く感じる5分。
4月からの診療報酬改定では,外来診察の5分以内の診察の場合,外来管理加算520円がとれないといったニュアンスで報道されている。
3時間待ちで3分診療が問題視されていたのは随分昔だったような気がしますが,今回の5分診察は,それを改正してじっくり診察しなさいってことなんでしょうが,時間の長さじゃないと思いませんか?
「良くなって来てますよ」の一言で満足するなら,私は520円請求されていたって文句を言いません。調剤報酬改定でも,30点(300円)が取れる薬歴がどうかではなく,私たち患者の目線で服薬指導してくれれば30点は問題はないのです。
厚生労働省は,やたら事態を難しくしている。CMでも5分は長すぎる。でも,患者によっては,タクシーの料金メーターのように,4分30秒を目安に診察を受ける猛者が現れるかもしれない。
3月6日の箱に書いた「To be continued」の『ライラの冒険』シリーズ,「神秘の短剣」を読んだ。
もうすでに読まれた方々にとっては,何を今さらという感じでしょうが・・・。
ケチな私は単行本は買わないのです。どんなに面白くたって文庫本が発刊されるまで読みません。
どうしても読みたい時は,図書館に行けば良いんですから。でも,ハリポタシリーズだけは息子たちが読みたがるので買っているのですが,ホントは文庫になってからでも充分なんです。
「引っ張らんといてや」と言いながら次作を読んでしまう私は,困った男です。もっと困ったことは,ご同輩方も痛感されているように,巻頭の主要登場人物を見ながら読まなきゃならないほどカタカナ名に弱いことです。アスリエル卿を何度読んでもアリスエル卿とつぶやきながら読んでいるのです。
温泉に入った翌日,「ケーブル坂本駅」からケーブルで約11分で「ケーブル延暦寺駅」に到着し,比叡山延暦寺を散策。皆さんもご存知のように,延暦寺という建物はなく,比叡山そのものが延暦寺なのです。
伝教大師最澄が,京の都の東北である鬼門を護るために根本中堂(国宝:こんぽんちゅうどう)に不滅の法灯を掲げ,ここに,法然・親鸞・日蓮・栄西・道元などの我が国の名だたる各宗派の開祖が学んだのです。ところが,織田信長が元亀2年(1571)全山を焼き討ちにし,全山の殆どが消失し,徳川家光が復興したものが現在の姿です。
根本中堂の屋根には雪が残り,吐く息も白く清厳なたたずまいの中,心も清められて(身は温泉で)帰沢し,某Mネル男声合唱団練習に直行。ストレスが消滅したはずでしたが,ナンだかなぁ...。三馬カトリック教会2階の練習会場は,蛍光灯も何本も寿命で切れて暗く,私たちの声も古いという中,練習後には空虚ばかり。何とかせにゃイカン。
再度ストレス発散をと,タイトルのディズニー・ファンタジー映画を観に行った。
アニメ(DVDで,白雪姫・ピノキオ・ダンボ・ファンタジア・不思議の国のアリス・眠れる森の美女・バンビ・ピーターパン・シンデレラ他ディズニー13作品持っている)から出発するこの映画は,毒りんごの「白雪姫」。最後は,キスシーンの「美女と野獣」と,ガラスの靴が合うという「シンデレラ」をパクリ。
ポジティブなお姫様ジゼルのエイミー・アダムス,可愛かったな。33歳なの?歌も良いんだ。弁護士ロバートのパトリック・デンプシーの舞踏会姿が決まってました。調子っぱずれの王子ジェームズ・マースデンがアニメの王子そのもの。魔女の家来のティモシー・スポールは,「ハリーポッター」シリーズの「アズカバンの囚人」・「炎のゴブレット」にも出てましたね(シリーズDVDを持っているので確認)。
うきうきする映画でストレス発散してきました。次は吹き替えを見ようっと。
温泉は,病気を防ぐ「保養」・疲れやストレスを解放する「休養」・病気を治す「療養」の三養と呼ばれて,私たち日本人の憩いの源となっています。
新陳代謝が活発になり,疲労回復・鎮痛効果をもたらし,温泉に溶け込んでいる有用な成分により活力が生まれ,日常生活から解放され,自然環境の豊かな温泉地に転地することにより心身のストレス解消に効果がありというわけですね。
私は,この時期になると毎年温泉に行っています。
昨年は,日本最古の温泉地で有名な有馬温泉でした。確かに,金湯の名の通り赤褐色で神経痛・冷え性・慢性消化器疾患に効くような感じでした。昨年の有馬は,もう桜が咲いていたっけ。
そして今年は,9日(日)に「山代温泉」,14日(金)には「おごと温泉」に行ってきました。
かつての雄琴温泉と言えば,日本一のトルコ街で名を馳せ,ご同輩方も内緒で足を運ばれたんじゃないでしょうか。最近では「おごと温泉」となっていて,イメージ改善を図っているようです。確かに,そういった類のネオンは見えなかったですよ。
平日に温泉なんて...と憤慨されるご同輩方,平日の方がサービスも良くて,安いんですよ。
バレンタインデーにいただいたチョコレートに対して,心からお礼の意味を込めてお返しするホワイトデー。誰がこんな面倒なことを思いついたのでしょう?
本社の女性達から届くチョコレートのお返しに,20年以上も続けて下着を贈る私。おかげで名鉄百貨店2階の女性下着売り場の常連になってしまいました。しかし,女性の下着ってキレイですねぇ。。
洗濯干し場から盗んでいく不届きな輩の気持ちが分かりません。洗ってあってもクタビレ伸び切った(失礼しました)下着のどこに魅力があるのかねぇ。
マスコミは連日,日銀総裁が決まらないと騒いでいます。
そして,4月から医療保険制度が改定されます。
現在の「老人保険制度」が廃止となり,75歳以上を対象にした『後期高齢者医療制度』が創設されたのです。また,65~74歳の前期高齢者の保険期間の医療費負担の不均衡を調整する「前期高齢者医療制度」も創設されます。
訳が分からない方も多いでしょうが,負担割合も増えたりと,とっても大事なことなんですよ。
改定によって,「ある程度不安定な時期を超えた時期」という中途半端なところで有無を言わさず退院させられるようになる可能性もあり,認知症や脳卒中後遺症等の患者をかかえた家族の受難が始まろうとしています。
ボケないように明日は,伝教大師(最澄)の比叡山延暦寺へ行ってきます。
私は,給与所得者なので,自営業の方と違って経費で落とす項目がありません。
仕事着である背広・ワイシャツ・ネクタイも一切控除対象にはなりません。 自営業の方々は,仕事と私的使用が曖昧なところもあり,多くは経費として処理が出来るので羨ましい限りです。
だけど,私のような給与所得者(サラリーマン)にも控除できるものがあります。
住宅取得と医療費など。そういうわけで,今年も医療費控除請求を税務署に行いました。
病と闘う家族がいるため,平成19年の1年間で,医療費合計652,130円。一昨年が,182,640円だったので,1年間で医療費が3.5倍増えたことになります。あらためて金額の大きさにびっくり。
もちろん全額控除になるわけではありません。
1年間に支払った医療費の合計が10万円以上となったものが対象となり,還付で戻ってくるのは,せいぜい医療費の約1割ぐらいです。それは,保険組合からの補填(ほてん)や生命保険からの支払いが収入とみなされ,その差額が支出となるからです。
①通院にかかったバス代やタクシー代などの交通費
②付き添いの看護料
③紙おむつ代も医者の証明書の発行を受けた場合
④針灸・マッサージ・指圧・整体などの治療
これらも控除対象となるのですが,そこは抜け目のない私はキッチリ請求しております。今年から始まったe-Taxは,とても簡単で,税務署から戻ってくる還付金も3週間程度で振り込まれ,以前より早くなったようです。今までは,かなり時間が掛かったんですよ。
家族(本人)が病気で苦しんでいる皆さん,医療費還付請求をお忘れなく。我が家は,結局,4万円も戻ってくるわけではありませんが,それが次の医療費に役立つのです。
皆さんもどうか面倒だと思わず請求してみましょうよ。
今日も,黄砂が襲来。黄砂で始まる歌と言えば,中島みゆきさんが作詞した「黄砂に吹かれて」があまりにも有名ですが,黄砂に吹かれるとは言わんでしょう?黄砂は吹かれてやって来る,黄砂が吹かれてやって来ると言いませんか,ご同輩方。
だから,題名は「黄砂は(が)吹かれて」に勝手に直しときましょ。
「ちゃべちゃべと,いらんことせんこっちゃ」と誰か言うたでしょ。固いこと言まさんな。
ほやね。人生幸朗・生恵幸子さんのイチャモンが絶品の漫才には勝てません。
「♪あなたより優しい男も 砂の数ほどいるのにね」
「じゃっかしぃわい,砂の数ほどって数えたことがあるんかい!」と師匠なら言ったやろね。
それにしても,空が薄黄色。黄砂・大気汚染と空気は汚れていくばかり。
身も心も汚れて,心神喪失になりそう。でも,私はノコギリを買ったりしない。だけど,心神喪失状態なら,人を殺して,切り刻んでも罪にはならんのですか?
責任者出て来い!
某スポーツ新聞の見出しです。
そうそう,いつもテレビで見ていると沿道のファンが振る小旗が邪魔で仕方がなかった。幼稚園児じゃあるまいし,なんでバタバタ振らなきゃいけないんだろうと。新聞社主催のマラソンだから,配られたら何のためらいもなくバタバタ振るのは,出征した時代そのもので奇妙です。
自慢じゃありませんが,スポーツには自分から参画することなんて有り得せんが,いつもテレビに向かって文句(助言のつもりなんですが...)を言っている私は,ランナーに当たりそうな小旗を振っている沿道の人に「ナニしとるがいね,邪魔しまさんなまん」と言ってるそうな。
昨日,高橋尚子さんが負けちゃったのも,沿道のQちゃんファンが振る小旗からの風が逆風だったに違いない。
今日,タイトルの女性声楽家4人による饗宴を聴きに,七尾サンライフプラザへ行った。
合唱バカの私は,声楽家と称する人と接点が少ない。彼(彼女)らは,音楽大学声楽科を卒業しながら合唱なんて教わる機会が殆どないから。それは,ピアノ伴奏をお願いしていながら,ピアニストは伴奏というものを習っていないのと同じようなものかな。
ソロの研鑽を積んだって,卒業してソロ活動できる人は少ないにもかかわらず,いつまで経っても大学はカリキュラムを変えない。変えるのは,せいぜい募集時用に科名を変えるくらいです。
で,4人のうち2人はメディカルサロンななお合唱団のメンバー。そして,その中の1人は当団メンバーSさん。彼女はミュージカルを日本語で悩み・不安・希望・喜びを歌ってくれましたが,曲によって声の出方が違う。声が出やすい曲があるように,出しにくい曲もあるのかも。
そんな風に聞こえた途端,7日のカルメンのソリストで,第2幕で出なかった声が第3幕では出ていたことを思い出した。。 まさかピンマイクを...。そんなわけないか。だとしたら,やっぱり曲による優劣・好き嫌いがあるのかもしれない。
ん? この言い訳,練習で使えるぞ。
金沢歌劇座館名改称記念,歌劇「カルメン」を観てきました。
母の見舞いに金沢医療センターを行き来した1週間,毎晩のようにフラメンコを演じる女性たちや,出演者の打ち合わせの姿がホールガラス戸越しに見え,練習の成果があらわれていました。
そして,長蛇の列に並び,席に座ってポケットから取り出したのは,オペラグラスならぬ双眼鏡。
衣装・化粧をしっかり観察するためにね。
OEKが満員の観客を引き込む序曲を奏で,マラドーナを劇的に描いた緞帳が上がる。
第1幕,セヴィリャの町のとある広場。
兵隊(当団W谷さん下手側に)の合唱。上手い(化粧も)! スニガ隊長,純情ミカエラ,ドン・ホセが登場。そして,タバコをくわえた女工と男達の「鐘が鳴った」の合唱から一気に興奮を加速。
そこに,小泉詠子さん演ずる妖艶なカルメンが登場して,「恋は野の鳥」。こんな風にハバネラを歌える歌手が地元出身とは嬉しいことです。
そこには地元の田舎合唱団はおりません。どこへ出しても通用する立派な合唱を聞かせてくれていました。舞台も,セットで遠近を入れ,照明も簡潔かつリアル。
タバコ工場が大騒ぎになり,女工さん達が飛び出して来て,マリ子(合唱団員)さんの白い太ももと演技が決まっていました。連れ出されたカルメン,後ろ手になり「セギディーリャ」,もうベテランの雰囲気。ウブなホセ役の志田雄啓さんが適役。
第2幕,リーリャス・バスティーアの酒場。
ダンスにうっとり。早速,双眼鏡でジプシー・ウォッチング。踊るジプシーの後ろに亀○団長さんがレンズに飛び込んで慌ててレンズを仕舞う。闘牛士エスカミーリョがカッコ良くて演歌調。
やつれたホセと再会するカルメン。例のカスタネットを両手で鳴らしながら,したたかに歌う小泉カルメンに帰営ラッパでジレンマのホセ。
密輸の仲間達とカルメンが歌う五重唱がコミカルで圧巻。唸る。字幕が時々ずれたっけ。
第3幕,荒涼たる岩山。
照明が,ここで休憩する密輸人たちを岩のように見せていました。ホセが去り,カルメンの仲間のメルセデスとフラスキータでカルタの三重唱。ここでも合唱団が,衣装共に良いんです。次に,ミカエラがホセを探してやって来て,熱唱(私自身,やや熱睡)。
第4幕,セヴィリャ,闘牛場のある広場。
フラメンコの群舞。単調になりがちな踊りも,飽きの来させぬ振り付けでステキでした(双眼鏡で...)。子供たち,入りの難しい合唱「来たぞ!」を決め(大人がコケたけど),華やか(だけど,この時間まで歌わせて大丈夫?)。
合唱団員も衣装替え(裏ではスタッフが大変なんだろうな)。カルメンも正装して登場。ホセが心情を切々と訴えるものの,しつこいとカルメンに一蹴。競技場の歓声。指輪を投げ捨てるカルメンに逆上し,ホセがナイフで刺して,崩れるカルメンを抱きしめるホセ。
いやぁ~,感動でした。拍手・拍手。少なくても後3日間は公演して欲しいもの。
歌劇座に改称し,本格的な歌劇をこの目で観られた喜びと,この地でオペラを演じられる合唱団が存在していることを確認できたことに感動です。ボランティア・スタッフ全員,グッドジョブでした!伝説の誕生です。
To be continued!
映画「ライラの冒険」を見るつもりで,タイトルの原作(上・下)を早速読んだ。
これって,続く物語のようで謎だらけのまま次に続く話。だけど,なんで「黄金の真理計」じゃないが?原語は当然読めんけど,羅針盤も真理計も同じながけ?
ってことは,映画も「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのように続くわけ?
映画が楽しみだけど,引っ張りすぎ。何でもかんでも引っ張りゃ良いってもんじゃないやろ?
一般的に,非常に忙しいつとめを「激務」といい,職種によって勤務時間の長さが随分違います。
某公務員ブログにも「暇な時間が多くて,毎日何をしようかと時間つぶしを考えるのが忙しいというのがホンネです。そんな中で,役付のある職員は,毎日4時になると新聞を読んでいます」と書いてあるように,公務員は比較的暇というイメージを持ってしまいがちです。
でも,そういう公務員ばかりじゃないことは,私は知っています。ですが,退職後に務められる公務員の人たちは,総じて暇というのも知っています。
母が入っている病院に限らず,医師の激務が報道で紹介されている。
そもそも,医師の過剰な労働条件・環境悪化の原因は,平成16年4月に導入された「臨床研修必修化」からのようです。研修の2年間を義務化することで,当直やアルバイトが禁止され,指導医による教育の義務付けで待遇改善された研修医に代わって,中堅・ベテランの労働が過酷なものになったのです。
各県に医大が新設され,医師過剰時代突入かと報道されていたのは何だったのでしょう。それなのに今でも,OECD加盟国中,人口千人あたりの医師数4人に対して,日本はビリから4番目の2人。毎年,医師が8千人誕生するはずなのに。団塊の世代の勤務医が退職する数年先,どうなるのでしょう。
患者の知識が過剰・過敏になるにつれ,専門医師と高度医療設備が整った病院に受診希望が殺到し,激務でリタイアする医師急増の悪循環になっていくでしょう。それを,看護師の行為基準を緩和して補わせるのかも。
看護師も人手不足です。母の入院に際して,看護師が病室で(無線LANで繋がった)ノートPCに登録をした。それも,ブラインドタッチ(キーを見ない)で。う~ん,いつの間にかとんでもない時代になっていたんですよ,ご同輩方。
そして,今週は福井だった。友人の娘さんが出産で,娘さん夫婦にかかわりのある私は,福井県内有数の大病院にお祝いを届けに行った。産科医不足が社会問題になっているが,ここはどうなのだろう。
30歳未満の産科医で,女性医師が占める比率は7割を占め,40歳未満の産科医でも52%となっている日本の現状では,産科医の激務解消は夢物語ですね。勉強が出来なくて医師になれなかった私が言うのもナンなんですが...。
ひな祭り。書くことがないからロイター記事を一つ。
先月28日のベルリン発ロイターによれば,18世紀のドイツ人作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハの顔をデジタル処理により復元されたそうだ。
バッハの骨は1864年に掘り起こされ,1908年に胸像製作のために利用されたのですが,このたび,スコットランドの法医人類学者キャロライン・ウィルキンスン氏がバッハの骨とCG模型を使いバッハの顔を復元したところ,バッハは白髪の短髪で太った男性だったという結果が出たというのです。
約40年前,私が習った高校の音楽室に飾ってあったバッハの肖像画は,カツラをかぶったふっくらした年老いた男性でしたが,誰が書いたのでしょう。
いずれにせよ,私たちが客演指揮をお願いしているO先生が選ぶバッハの曲は,太っていようが年老いていようが,彼の顔がどうであれ関係なく「キッチリ歌うゾ!」と決意だけは固いのです。
今年もバッハの曲を演奏する機会があれば,デジタル処理された復元顔をプログラムに載せてみても面白いかも。
国内の心配事と,外国との間の厄介な事態。 心配や苦労の種がつきないこと。
今日も忙しい日でした。
腰を温めるために風呂に入っていた夕方6時前,妹と同居している母からの「部屋で転んで左手首を痛め,血が止まらない」電話を,家内が取りついだ。
慌てて着替え車を走らせて行くと,左手首が変な角度で曲がったまま,苦痛で顔を歪めて玄関に佇んでいた母。冷静な私は,すぐ119番を呼ぶよう,愛犬のレトリバーの散歩から帰ってきた妹に指示。
救急車は,額乙丸に向かうのに味噌蔵町から来るという。以前,「箱」にも書いたように,タクシー代わりに119番に電話する常連のせいなのか,近くの救急車6台が出払っていたので,兼六園の向こう側から来たのでした。そして,整形外科の夜間救急を診ている金沢医療センターへ。
X線で調べた結果,尺骨・橈骨(とうこつ)とも折れ,尺骨が皮膚を突き破っていたのだ。そして,手首に添え木をしたので着ていたセーターが脱げず,袖を切って脱がそうと話していると,母は「お気に入りやさかいに,切ったらだちゃんかんわいね」と言い張り,優しい看護師が腕を持ち上げた途端,「★んんっ※!痛いから切っても良いわいね」。
忙しいというよりも,骨折り損のくたびれ...の今日だった。
人口統計で,総人口に占める65歳以上の割合を高齢化率と呼び,これが7%を超えると高齢化社会,14%を超えると高齢社会といわれ,わが国は,世界に例を見ない速さで高齢社会に突入しています。
総務省「国勢調査」,国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成16年12月推計)」によると,高齢化社会(7%)から高齢社会(14%)へ移行した年数を倍化年数といい,これも日本はトップの24年間。2位ドイツの42年間,3位イギリスの46年間を大きく引き離しています。
平均寿命が延び,65歳以上の人口が増加し,少子化の進行により若年人口が減少したことが原因ですが,心配要りません。平成54(2042)年には3863万人とピークを迎え,高齢化から脱却できるのです。あと35年の辛抱です。でも,ご同輩方が片付かないと数年延びるかもしれませんが。
合唱団も高齢化の波に襲われている。金沢で高校生や大学の合唱団を除いて,比較的若い人が多い合唱団を挙げようとすると片手で足りてしまいます。何度も箱に書いていますが,これも優秀な指導者が少なく,学校教育の場で合唱を楽しく指導できる教師が少ないことに尽きます。そんな教師を採用しなかった県教育委員会の問題でもありますね。
早や3月。7日(金)には,金沢歌劇座館名改称記念公演「カルメン」が行われる。カルメン役の小泉 詠子さんに期待しましょう。もちろん,合唱団の洒落た動きと若き声にも。本番前の合唱団は,衣装合わせに位置と動きの確認といったところでしょうか。眉間縦縞大声で叱咤するY先生もようやく破顔されてるんじゃないかな。
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