春分の日も過ぎて,空模様はぐずついているものの暖かな風に変わってきたのが分かります。
一週間も瞬く間でした。手首の骨折で入院していた母も,22(土)に無事退院。神戸から見舞いに長男・次男も駆けつけ,私と母と息子達4人で退院後の快気祝い。母も年だから,骨が付くのに時間がかかるだろうな。普段は日中一人で過ごしている母にとっては,休養を兼ねた精神的保養だったのかもしれない(病院じゃ,相部屋のため眠られなかったかな)。
「ライラの...」最終巻「琥珀の望遠鏡」まで,映画のシーンを想像しながら 一気に読んだ。
フィギュア世界選手権も,浅田真央さんが1位を獲得して終了。
彼女が演技をしていた時に流れていた「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」が,買ったばかりのDVD『ラヴェンダーの咲く庭で』のエンディングに流れていた。
この映画は,一昨年,東京で検診の夜に観ていましたが, amazon.comで注文していたのです。
嵐の朝,海岸に打ち寄せられ横たわっていた若きヴァイオリニストと老いた姉妹の淡くてせつなく叶わぬ恋心を描いたもの。姉妹演ずる二人が,ジュディ・デンチ(妹)とマギー・スミス(姉)。妹を演じたジュディは,忘れていた女としての感情を荒々しく悲しく演じて,姉のマギーが妹を諌めかばう姿は,さすがアカデミー賞受賞の二人。最後のコンサート終了後のパーティで青年と会い,廊下を二人で後にして流れるのがこの曲。
真央さんは,老女二人の喪失感を演じていたんでしょうか。
Copyright © 2002-2013 金沢の声楽アンサンブル ~ La Musica ~