昨夜は,「協奏曲の夕べ~2大国際コンクール優勝者を迎えて」と銘打った演奏会を聴きに石川県立音楽堂コンサートホールに行った。
前半は,上原彩子さんのピアノで,ベートーヴェンの「皇帝」。
後半は,スタニスラフ・ブーニンさんのピアノで,モーツァルトのピアノ協奏曲第23番。
こう書くと,指揮者の名前なんぞどうでも良いのかと思われるので最後に山下一史さん。
チャイコフスキーコンクール優勝者とショパンコンクール優勝者が聴けるというので楽しみにしていたけれど,私が座っていた1階席はかなり空席が目立ち,見上げればバルコニー席は満席状態。
クラシックビギナーとしては,上部階で聴けば良かったと悔やんでおります。
アンコールは,それぞれコンクールで優勝した作曲家を披露。
素人の私でも素晴らしい演奏でしたと断言できます。
どうでも良いけど,ピアノのペダル音ってかなり邪魔じゃないですか?
この演奏会が一生記憶に残るか?と自問すれば,ブーニンさんの所作を思い出すくらい。
卓越した技量・音楽性を感じることが出来る「耳」を持ちたい!
虻蜂取らずで,情けない私の実感であります。
新橋演舞場「夜の部」観劇後ホテルに帰ると,ポケットに忍ばせていた「歩数計」は連日の16,000歩超え。普段歩かない私には拷問のような東京プチ旅行です。
豪華ベッドの余韻を楽しむことなくバタンQ。
そして15(土),12時にチェックアウトして一路金沢へひとっ飛び。
帰宅したってメンネルの練習が待っているのですから横になって休めません!
メンバーは午後1時から練習しています。中央公民館彦三(ひこそ)館に急ぎました。
練習曲は「花に寄せて」。
翌16(日),なんと朝9時から「キゴ山ふれあいの里研修館」で昨年同様強化練習です。
事情により私は11時から参加。参加メンバーは25名を超えていたのではないでしょうか。
すぐに広瀬先生が到着して,昼食をはさんでビッチリ午後5時まで練習です。
バーバーショップでは,私だけ譜面台を使っても良いとのお達し。
有りがたいような恥ずかしいような気分です。
暗譜に努力してみようっかな?!
今日(16)と来週は,オペラのダブルブッキング。
こういうのって,虻蜂取らず(あぶはちとらず)と言うのでしょうね。
欲を出しすぎて同時にいくつも狙うと,結局取り逃がして何も得られない今の私のようです。
11時45分から,会社パーティーが始まった。
本社や地方の後輩たちが「リッツの部屋を見せて欲しい!」というので,1階パーティー会場から3~4人1組にして何度も往復した。
写真は,シャワーのない180cmの浴槽とトイレに,シャワー室と洗面台。
ここは一人で泊まるところじゃない!
ご同輩方,奥様孝行はリッツでなされたら喜ばれますよ!
「芸術祭十月花形歌舞伎」猿之助四十八撰の内『當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)』に,猿之助襲名が決まった市川亀治郎が初役というラッキーな日。
席は,2階B席(下手側)で花道が全く見えないところでも,ポスターの照手姫と白馬に乗って消える宙吊り場面がはっきり見えた。
貧乏サラリーマンは,1等A(B)席はあきらめて,これで良しとしましょう。
早変りは観ていて面白く,その速さに驚いてしまう。
何事も若くないと無理です(かねぇ)。
13(木)~15(土)の間,東京に行っていました。
本社会議(13)と翌日の例年行われるパーティ行事に合わせ,いつものように歌舞伎観劇。
このパーティ会場がなんと『ザ・リッツ・カールトン東京』!
貧乏サラリーマン生涯ただ1度の贅沢だと覚悟を決めて泊まりました。
東京の中心に位置する抜群のロケーションの拠点「東京ミッドタウン」に,東京で最も高い 248mのミッドタウン・タワー のグランドフロア(地下1 階)から2 階および45階から53階までに位置するザ・リッツ・カールトン東京。
予約していた夕食までに時間があったので,六本木駅の反対側にそびえ立つ「森ビル」(右写真)に。
展望ブリッジから東京タワーを撮ったけれど,下手くそでガラス越しでは上手くいかず,美術館(53階)での「メタボリズムの未来都市展」を観て歩きました。
1960年代から台頭してきた未来都市像を夢見た丹下健三始めとする建築家たちの運動が4つのセクションで展開されて,足が棒のようになってしまった。
そうしてリッツに戻り,地上45階のフロントロビー横「タワーズグリル」へ。
入り口からエレベーターに乗るまでの長いながい廊下です。
一番下は,1階エレベーターから宴会場に続く廊下。入り口から豪華で長いこと!
いよいよ45階フロント。
そして,タワーズグリルへ。
ナイフを入れてから写した「大仙白レバー入りテリーヌ」,「鮮魚,帆立,海老のグリルマルセイユ風ブイヤベーズソース」(東京タワーが小さく写ってますよ!),デザート。
ワイン3杯でいい気分になって部屋へ。
1番スタンダードな部屋だが,調度品などさすがリッツ。さっき行った森ビルが小さく見える。
母と「錦秋特別公演 芯 2011」を観てきた。
歌舞伎舞踊,和太鼓,津軽三味線―日本を代表する伝統芸能のジャンルが一堂に集まり,「芯」という一つのテーマをもとに,いまだかつてない究極の『和』のステージをお届けいたします! ←パンフ記載
いただいた2枚の券は,歌劇座2階A席(6,500円)なので「観づらいかもしれないけど行かない?」と母を誘ったところ,喜んで「行く!」と手も上げた。
膝が具合悪く外に出歩かない母,エレベーターが設置されて大助かりです。
不肖の息子ながら,会場内の階段も手を添えておりましたよ。
・出演
中村勘太郎 中村七之助
高橋竹童(津軽三味線) 英哲風雲の会(太鼓)
・演目
1.太鼓
「山幸」「海幸」
英哲風雲の会(2011バージョン作曲・振付・構成:林英哲)
2.津軽三味線
「津軽じょんから節二重奏」「津軽あいや節」「さんさ時雨~外山節」
「津軽三味線即興曲」
津軽三味線:高橋竹童 鈴木健太
尺八・横笛:佃康史
3.歌舞伎舞踊
「正礼附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」長唄囃子連中
曽我五郎時致:中村勘太郎
小林妹 舞鶴:中村七之助
4.コラボレーション「芯」
中村勘太郎 中村七之助/高橋竹童/英哲風雲の会
いやぁ~,日本芸能っていいもんですね。
今回の目的は歌舞伎舞で,勘太郎・七之助兄弟の息の合った「3」や「4」に堪能し,その際の歌舞伎独特のツケ打ちという,足音や見得など山場の強調が舞とピタリと合っていたのはさすがで,太鼓・三味線・尺八にも感動しました!
それに親孝行も出来たしね。いただきものに感謝です。
今週14(金)に,新橋演舞場で「芸術祭十月花形歌舞伎」(夜の部2階B席)を観る予定だ。
演目は,猿之助四十八撰の内 通し狂言「當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)」で,市川亀治郎さん,市川笑也さんらによる『天馬にて宙乗り相勤め申し候』。
楽しみだなぁ。
亀次郎の猿之助襲名公演ではないものの,時の人の公演とあって大入り間違いなしだな。
今夜も,野々市フォルテで野々市市民合唱団の練習があった。
今夜は,ケーブルテレビや放送関係のビデオ(+音)撮りの予告があったためか,女声陣の充実ぶりには目が点になりました。本番では,いったいどれくらい参加するのでしょう?
私は,指導する朝倉先生の絶妙な抱腹指導を聞きながら,テナーの最後列で歌っていたところ思い出したのです。
ポール・メイエさんのアンコールで演奏した曲名が,タイトルの「Send in the Clowns(センド・イン・ザ・クラウンズ)」だったことを。
余談ですが,昨年,小団は合唱団MIWOの賛助で「新しい歌」を大谷研二さんの指揮で歌った。
その中で,「セントルイスブルースを知ってるかい?」とけだるく歌うよう指示が出たので,『ジャズ セント』で検索したところ,モダンジャズ100選に入っていた「センド・イン・ザ・クラウンズ」に引っ掛かった。
どうやら「セント」を「センド」と打ったようで,グレン・クローズが歌う「センド・イン・ザ・クラウンズ」を一晩中聴いていた。その出だしのクラリネットの音色と彼女の表情がすてきで。
10月6日(木)は,妻が亡くなって丸2年目の日。
会社を休みにしてただ静かにしていたのですがね,妹が今月から半年振りに会社に復帰したお祝いを兼ねて,夜,ポール・メイエさんの(指揮・クラリネット)第308定期公演PHシリーズを聴きに行ったのです。
クラシック音楽にあまり馴染みのない妹には,誰でも知っているモーツァルト作曲「クラリネット協奏曲」なら大丈夫だろうと連れて行ったわけ。
休憩後のベートーヴェン「交響曲 第7番」は,彼女には(メイエさんの振り下ろして次に指揮棒が上がった打点の)指揮に違和感があったようで,「しっくりした感じがなかったけど今日はありがとう!」と喜ばれました。
休憩前の「クラリネット協奏曲」を吹き振りした後でのアンコール曲名が出て来ず,歌っていたら思い出したという,長いながい話でした。
ホール出入り口に,アンコール名が書いてあるのに見ないで退出し,思い出すのに4日。
とりあえず4日後の奇跡とでも言っておこう。
お一人様の私,今日は映画三昧。
金沢フォーラスの朝一番,「猿の惑星 創世記ジェネシス」を。←もちろん吹き替え版!
私が再受験を目指していた浪人生の頃,香林坊の映画館で観た,チャールトン・ヘストン主演「猿の惑星」には驚いたものでしたが,いろいろ疑問が残った映画でもありました。
ところが,この映画を観て全部納得!
母猿の特殊な遺伝子を受け継いで成長したシーザーが初めてしゃべる「No!」(やめろ!)や,ラストで,育ててくれた科学者ウィルに「Caesar's Home](シーザーのおうちここ)が印象的で,つい,ETが生き返ってエリオットに「ET phone home」(ETおうち帰る)を思い出してしまいました。
時間的には短く感じた映画で,とても面白く,続編がありそうですね。
キャストの最初に,シーザー役のアンディ・サーキスが載っています。
確かに,演技が良かったですね。
それにしても,人間って傲慢で勝手な生き物です。ハリポタのマルフォイ(トム・フェルトン)がここで披露してます。弱いものに唾しちゃいけません。
後は,見てのお楽しみ。
チケット半券を持って,紅虎餃子房でランチの後に杏仁豆腐をいただいて,次の映画を探したが観たいものがなくて,金沢コロナシネマワールドに行った。
初めて訪れる映画館。それにしても,このアピタタウンは広いですねぇ。
そして,タイトルの観なきゃ良かったと悔やんだ「ファイナル・デッドブリッジR18+」を。
3Dメガネも持ってるし,『R18+』だからエロチカ・ムーディーな映画かと思ったのに,こんなバタバタ人が残酷に死んでいく映画だとは・・・。
皆さん,観ちゃダメよ!
今日も2つの合唱団で歌ってきた。
午後2時から4時半まで,某新聞社20階で「もりのみやこ合唱団」。
6時半から9時まで,金沢市中央公民館彦三館で「Mネル合唱団」。
日中と夜間の気温差が大きく,風邪をひいたのか喉の調子が今一つながら,出かけましたわい。
最初の方では,11月と12月に2回歌わなきゃいけないようで,ご迷惑をかけないようなるべく練習に参加したいものです。
でもね,(私も忙しいので)参加「したい」と「できる」とは異なるのよねぇ。
洗濯物を取り込みに家に帰り,それからMネルに。
草野心平とバーバーを練習。
みんな楽譜を外しながら歌ってるけど,私ゃ11月5日まで間に合うのでしょうか?
星野富広さんの作品のとても粗い画素のコピーが前に置いてあった。
この箱の,10月2日「花に寄せて」をご覧いただいたのでしょうか?
それでも,「これ何?」と尋ねる人が何人もおりました。
歌う前に,彼の作品が世に出るまでの話を教える方が先のような気がするな。
昨夜は,野々市市民合唱団?(はっきり知らなくてゴメン)の練習に初参加してきた。
これは,11月11日(金)に市制施行にともなう式典が翌12日(土)に行われ,そこで歌う合唱団が募集された(と思う...)のです。
練習は,県合唱連盟理事長の朝倉先生を中心に1ヶ月前から練習していたようで,私がノッソリ顔を出したってわけ。
いるわいるわ,想像以上に。
男声も。
練習は,朝倉先生のきみまろ風漫談調まじりの分かり易い指導で,初心者中心のメンバーに大うけで「唱歌の四季」なんか,皆さんかなり歌えておりました。
そこで,「お久しぶり」とか「珍しいねぇ」「25年ぶり?」なぁんて言われながら名前は忘れちゃって出てこないけど,タイトルどおり長く歌ってきた実感が湧いてきました。
妹が勤める会社の後輩のアルト女性が,Mネル定演を聴いているようで,「陽子さんのお兄さんが来られて緊張します」って...まるで御大になったようでありました。
ウォトキンズ・ショー編曲の「メサイア」より「ハレルヤ」を歌っていましたが,所々普段歌っているのと違って周りの人達に迷惑かけたかもしれない。
声がでかいので。
いえいえ,態度はでかくありませんぞ!
合唱練習から帰って,マンションで出会う人たちと「冷えてきましたね」と挨拶を交わした。
だって最高気温が20℃を下回った今日,私の体は晩秋のように肌寒く感じていたもの。
男声合唱団金沢メンネルコール(私は,某Mネルと書いてますが...)の練習が,北陸学院大学三子牛(みつこうじ)校舎で,午後1時から5時まであった。
声を出せば体が温かくなるというのは,若いころの話。
枯れそうな輩が多いMネルでは男の熱気も上がらず,練習会場も冷えておりました。
もっともピアニストのO野由加さんは若いだけにそうじゃなっかったかも(×2)。。
練習したのは,新実徳英作曲「花に寄せて」(もちろん男声版です)。
作詞は,星野富広さんです。
以前,彼の詩画展で花の絵にあたたかい言葉が書いてあったのを覚えています。でも,どこで見たのか全く覚えていないんですから情けないことです。
歌っていてなぜか涙で楽譜が滲(にじ)んでくるのが終曲の「ばら・きく・なずな ー母に捧ぐー 」です。
「菊」の絵の上に,
母の手は 菊の花に 似ている
硬く握りしめ それでいて やわらかい
母の手は 菊の花に 似ている
きっとそう書いてあるのだろう。
「薺(なずな)」を描いてその上に詩を書いてあるのだろう。
神様が たった一度だけ この腕を動かして下さるとしたら
母の肩を たたかせてもらおう
風に揺れる ぺんぺん草の実を見ていたら
そんな日が 本当に来るような気がした
小団「ラ・ムジカ」でも,今年5月に歌った「コスモス」「ざくろ」も彼の詩で,その絵に言葉が書き添えてあるのかもしれない。
口に銜(くわ)えた筆で絵を描く彼。
花びら1枚描くのにも微妙な色を要求し,絵の具を重ね合わせてそれに応え,筆に色をつけ,彼の口に筆を銜(くわ)えさせてくれることを何度もなんども繰り返す母の姿に,いつか肩を叩いてあげたいと思っていたのでしょうね。
春の七草と言いながら雑草みたいなもの。
その風に揺れる「なずな(ぺんぺん草)」の実を見て,肩を叩ける日が来るような気がするなんて私ゃ泣けて泣けてぇ~。
9月29日「花の名前」で書いたように,道端に可憐に咲く花の名前を知らなくっちゃいけない!
そう思いませんか,ご同輩方。
どんな花であっても,いつも何かを感じる私でありたい。
アシュケナージ親子共演の余韻覚めやらぬうちに,犀川さんと待ち合わせのガスト(ココスを訂正です)に急いだ。
彼は,高校生時代メンネルに同級生と2人所属しており,音楽大学の声楽部門に進んだ後,ハンガリーで3年間の合唱指揮を学び,帰国したての溌剌たる新進気鋭でありました。
そして,W谷代表と菓子店主M野さんがオペラ練習を終え,ここに加わり4者会談。
エヴァさん帰国により,小団「ラ・ムジカ」の常任指揮者不在の中,年明けから日本合唱界の雄「MIWO」から高橋さん(女性)を月に1度お招きし,停滞しきった男声への集中指導を受けることを代表が説明。
そして彼には,年内の催しへの参加と,来年から正式に指導をしていただくことになった。
これは,小団メンバーも殆ど知らないことなので箱に書いていいのか分かりませんが,私などロートルに遠慮することなくビシバシ叱咤指導してもらい,共に成長していければ...と思う。
思えば10年前,エヴァさんと産声を上げようとしていた小団の打ち合わせをしていたのがこの店だった。
これも何かの巡り合わせのように思えてならない。
昨夜は,金沢市中央公民館合唱団(通称 「中公」)練習に顔を出して,コンクール中部大会で歌った会場録音を聞いた。
体調が悪かろうと二日酔いであろうとも私自身のベストは尽くした,そう断言できる。写真はコンクール会場で,ここで歌ったのは20年以上も前のことだ。
でも,録音を聞いてバラバラに感じるのは,一人じゃ出来ない『合唱』の難しいところだ。
音程の低くなりがちな人は,どうしても幅広い音程で捕らえてしまいますからね。
むろん私もその一人であります。
バラバラな声が集まっての『合唱』なんですよね。
一本の声になるには,どげんしたら良かとですか!
で,燃え尽きちゃったのか今夜から始まるメンネルの楽譜を開く気が起きない。困りました。今回のバーバーショップでは,万人が知っているビートルズナンバーを歌うので怠けちゃいけないのですが・・・。
一昨日のアシュケナージ親子の「ピアノ・デュオ」リサイタルで,ヴォフカさんが使ったiPadを使ったらどうだろう?
お洒落じゃない?
あの時も電池切れの心配をしてたって言うし,老眼の私がiPadの音符を読めるとは限らないしなぁ。ふぅ~。。。
もう10月。
ピンクリボン月間です。
女性の皆さん,しっかり検診を受けてくださいよ。
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