今日は,山瀬泰吾さんが指揮する3つの合唱団からなる「泰声会」が主催する,第6回『新しい風コンサート』を聴きに,金沢市文化ホールへ出かけた。
プログラムは下記の通り。
==========
第1ステージ
女声合唱団 杏
無伴奏女声合唱のための《かくれんぼ》より 作曲:信長貴富
1.かんかんかくれんぼ
2.花いちもんめ
3.からかいうた
《えっさっさ》 作曲:松下耕
第2ステージ
女声合唱団 悠
女声合唱とピアノのための《五つのシャンソン》より 作曲:新実徳英
1.潮騒をきく
3.春の雨
4.金色の実
第3ステージ
金沢カペラ合唱団
《カタルーニャ民謡》より
ナイチンゲール,アメリアの遺言,煙がもくもく,カニゴ山,鳥の歌
第4ステージ
五木寛之さん講演 "歌の力 声の力"
第5ステージ
合同演奏〈 五木寛之作品コーナー 〉
==========
私の後ろの年配男性が咳を飛ばしまくるという嫌な場所(まん中やや上手)。
席を移ろうにも会場は超満員。五木寛之さんは大変喜ばれてましたねぇ。
第1ステの「杏」はカラフルな衣装で,客席通路から歌いながら登場し舞台に上がるという演出で,言葉もはっきりした若々しい歌声を聴かせてくれた。
第2ステの「悠」も,ブラウス裾がキリッと斜めのこれまた素敵な衣装で,同じような人数ながらメンバー年齢が少しだけ年上と,落ち着きのあるいい演奏でした。
第3ステの「カペラ」はメッセージ性の強い曲を歌った。
この終曲「鳥の歌」に大切な思い出があることを第4ステで五木さんが話し,画家のパブロ・ピカソとチェロ奏者のパブロ・カザルスはスペイン人。パブロ・ネルーダはチリの詩人で,この3人のパブロが1973年に没したことに進んだ。
私は昨年,男声版と混声版の「新しい歌」を歌ったが,その初曲はスペインで暗殺されたG.ロルカが作詞したもので,彼と親交があったネルーダ。ちゃ~んと知ってるやろ?
そして,カザルスの書いた「鳥の歌」からバルセロナ→筑豊・田川に。
これが,第5ステの導入となった。
多くの聴衆が曲詩を読みながら50名の合同演奏に酔ったようだ(ほめ過ぎかな?)。
私なんぞ,「燃える秋」の Oh,Glowing... の横文字フレーズが沁み込んだ。
それにしても暗譜。参りました。
とは言え,2時間を超す演奏会はしんどい!
次回から,五木寛之さんの講演があるのなら合同演奏だけにして欲しいな。
講演がなく,演奏会だけでも成功すると思うけどな。
しかしながら監修が五木さんである。
曲にまつわるトークをここまでやっちゃうと次回,講演無しとはいかないかな。
Copyright © 2002-2013 金沢の声楽アンサンブル ~ La Musica ~