メサイヤ練習に顔を出すと,「メンネル良かったわぁ」と珍しく破綻の少なかった演奏会が話題となりました。
う~ん,いつも破綻してましたっけ?
歌い手は分かんないんですよ(そりゃ時々,アレレと思うことはありますよ...)。
演奏会前々日の土曜日(2),午後1時半から9時近くまでのロングラン練習でようやく形になったようなスリリングな演奏会ですが,例年通りと言った方が正しいかも。
2stでのソリスト大西真澄さんも前回の不調(高熱!)を払拭しリハーサルからバンバン声を飛ばし子音を立て私たち男声をリードされていました。本番はそれ以上の熱演でしたね。
熱演なら,3st進行役の端保彰子さんも負けていませんでした。
なにせ,合わせ練習の際に大きなマスクをし松葉杖をついて登場して私たちを驚かせたのに,本番ではその痛みを微塵も感じさせず,震災への鎮魂(作:佐川さん)を朗々と時に野太くそして優しく祈りに導いていました。
最後に(最初に書かなくてはいけませんが),広瀬先生の圧倒的な存在!
メンネルをグレードアップへ誘(いざな)う,その指揮。
還暦過ぎたジッ様が使う言葉じゃあリませんが,超カッコいいのです。
いつも行く居酒屋の女将さんが「いやぁ~,ホント素敵やったわ!」と燗酒サービスの電話をいただきましたが,これがあるから歌は止められんげんて。
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