演奏会が近づいてきた。
ラ ムジカの演奏会は来年2月だから余裕だ...と思っていたら後3ヶ月になった。
もう安穏とはしちゃいられない。
だけど,メンネルの方は困った。残り2週間。それなのに暗譜ができないていない。
メールを読めば簡単な振付もあるらしい。ドキッ。
演出って大事だ。
先日の文化の日(3),音楽堂コンサートホールでの演奏会。
~ ハイドン没後200周年 ~
マルク・ミンコフスキ指揮 ルーブル宮音楽隊
これは,弦・管・打楽器など古楽器で演奏するという情報を受け聴きに行ったのだ。
古楽器ってチューニングが大変なのか,コンサートマスターや第2ヴァイオリン首席の方2名がウロウロギコギコしながら音合わせ。私ら合唱団員もあんな風に声合わせが必要かな。
プログラムでは,後半演奏される予定のハイドン作曲「ロンドン」を,やや太めのミンコフスキさんが指揮台に上がられて客席に向かい,一言「ハイドン」と言ってから演奏が始まった。
管楽器を全部古楽器で演奏するのを聴くのは今回が初めて。
その管楽器の柔和な音がとても新鮮な感じで,いつもは強くなりがちな管の音色も今回は柔らかくホールに心地よく響いてました。
後半の,モーツァルト作曲セレナーデ第9番「ポスト・ホルン」も「ロンドン」同様何度も聴いたが,今回が演出が一番良かったな。
3楽章では,フルート,オーボエ,ファゴット奏者が横に移動し立って演奏。
管の音色・形状を見せるという意味においても楽しく,6楽章途中ではトランペット奏者が上手に出て行き,赤い郵便自転車に乗って片手運転でポストホルンを奏でながら舞台上を2周し,小包を指揮者に手渡すというユニークなものでした。
演出の妙はこれだけではなくアンコール4曲目には,演奏会場で居眠りしている婦人方を起こすために書いたといわれているハイドン「驚愕」の有名な2楽章。
いつもはpp(ピアニッシモ)から突然トランペットなど管楽器が大音量を鳴らすのですが,ミンコフスキさんの一度目は空振りで音が鳴らず,2度目には楽団員が声で「わっ」っと叫び満員の聴衆もビックリ。
楽しませてくれた演奏会。
プロだから上手いのは当たり前だけど,こんな演奏会はこの会場では初めてだったかも?
それにしても,コンマスのソロを始めとして各奏者の技量が高いことは分かりましたが,女性のメタボ腹の段差までしっかり分かりました。デヘヘ。。。
アマチュアの私たちも歌うことに必死にならず,洗練されたジョーク混じりの楽しい演奏会を開きたいものだ。その前に,私自身が歌うことに余裕を持って楽しまなくっちゃね。
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