何日ぶりでしょうか?
中秋の名月や十五夜,寒露のことなど書きたいことが山のようにあったのに,早や10月も半ばを過ぎてしまいました。
その間に,長い間病いと闘っていた妻が安らかな表情をして逝ってしまった。
簡単に「長い間」書いたけれど,実に16年と7ヶ月。本当にご苦労様でした。
これから私にどんな楽しみが残されているのでしょうねぇ。
6(火)早朝から,人生が一変。「もう,君はいないのか。。。」
罪作りな私でしたが,本社会議を外すわけにはいかず,15(木)・16(金)と東京へ行っておりましたが,定例となった10月歌舞伎座の通し狂言「義経千本桜」を一人寂しく観てきたのです。
「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」と並び,浄瑠璃の三大名作の一つに数えられ,古くから日本人にとって馴染み深い人気狂言のようですが,会議の都合上,最初の舞台替えもある大作「渡海屋・大物浦」は途中からしか観られず残念。
佐藤忠信と静御前の菊五郎と菊之助の親子の息のあった演技に堪能したものの,どうしても「君」の事が脳裏から離れず鑑賞ならぬ感傷に浸ってしまいました。
今回のホテルは,第一ホテル東京シーフォート(天王洲アイル)。
6時頃,ホテルの25階の部屋に,お台場から昇った朝日が赤々と差し込み,一日が始まった。
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