タイトルは,山崎豊子さんの小説の題名で,アフリカ篇(上)(下),御巣鷹山篇,会長室篇(上)(下)の5巻から構成されています。
1985年の今日(午後6時56分),ボーイング社の圧力隔壁破損の修理ミスが原因となって,日本航空123便墜落が群馬県御巣鷹山に激突し,乗員乗客524名のうち520名が亡くなるという史上最悪の航空機事故が発生したのです。
タイトルの主人公である恩地 元(おんち はじめ)が,国見会長の辞任と御遺族係から一転し同期の行天四郎による不当な人事で再びナイロビに飛び立つところで最終章となっていますが,その恩地の年齢がほぼ私と同じ。。。頭が下がる思いです。
そして,24年経った今なお御巣鷹山での事故後の惨劇の生々しさに苛立ちを感じざるを得ません。
というのも,つい先ほど文庫「沈まぬ太陽」を読み終えたところだったのです。
だけど,平成14年発刊の同本を押し入れを見つけたのは10分前。読み終えたばかりの今年発刊文庫を見つからないように入れ替えなくっちゃ。
ご同輩方,この時のテレビにくぎ付けになってたでしょう?
私なんぞ「川上慶子」さんの救出シーンに涙を流して万歳してました。
彼女は今どうされてるのでしょう?
今年も,御遺族の皆さんは山に登って追悼のご焼香をあげているのでしょうか。
個人的なことですが,私も本日,墓掃除をして来ました。
===ご先祖様,私たちは皆様のおかげで元気に暮らしてます===
親より先に旅立つことほど無念はありませんね。
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