転移性の病に立ち向かっている家内は,服用薬の副作用で皮膚が凄くカサつくようになった。
百貨店廻りが好きで,週に2~3回店内を巡回している私は,女性下着売り場も目の保養を兼ねて訪れるコーナーの一つ。
「ふむふむ,こういう具合になっているのか」などと感心しながら見ているので,助平爺ぃがまた来たぞと思われているのかもしれないな。
立って着替えができない家内は,そこで買った「遠赤外線ババシャツ」など高級下着を座って着替えをすると,リビングのフローリング(床)は粉のように舞う皮膚で真っ白になってしまうのです。
そして今日,近くのTorii皮膚科に行き,薬を処方してもらった。
10数年転移を繰り返す病と追っかけっこしながら,治療のための薬剤の副作用に悩まされるのは辛いことです。製薬会社の画期的治療薬の開発に期待するばかりです。
さて,今夜の練習曲はオルバンのミサ曲。練習風景でその内容が分かることでしょう。
先週末(20),豊田市の合唱団へ指導に行ったエヴァさんは,招聘された先生と共感・共鳴し,盛んに若い合唱団の話をしていた。暗い北陸の合唱界と違い,明るく若い団員の素直な声と才能に驚くように嬉しそうに。
そこで私たち【男声】オールドとの違いに気付かれたようです。ええ,確信されちゃったのです。
音叉を黒板に当てて「A」の音を大きく聞かせても依然として低いオールド。
何度言ってもマイペースなリズムのオールド。
つまり私たちオールドは,異郷の地金沢で彼女に忍耐を教えることに成功したのです。
梅雨の晴れ間の蒸し暑い日。あんまり嬉しくない話だけどね。
体は硬いけれど声は柔らかいと自認していた私は,声も硬く遺物オールドになっているのかも。
サントリー・オールドなら許せるけれど,旧人オールドはいけませんな。
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