タイトルの「いい」というのは「良い」と表記するのですが,そうすると,なぜか「よい」と読んでしまうのは私だけなんですかねぇ。
来る28日(日),北國新聞赤羽ホールにて「第11回 もりのみやこコンサート」が行われる。
もりのみやこ合唱団,もりのみやこ少年少女合唱団,弦楽四重奏が出演する盛りだくさんの演奏会で,私は例の頭数男(あたま かずお)として参加する。メンネルでも他に,4名が参加している。
世間一般の人が言うところの「いい合唱団」とは,上手(じょうず)で上手(うま)い合唱団ですね。
でも,私はちょっと違って,いい指揮者がいるかどうかだと思う。
極言するなら,「いい」指揮者と「悪い」指揮者の2通りしか存在しないんじゃないかとも言える。
我が団を指揮するエヴァさんは「いい」のはもちろんですが,これなんぞ「最高」と言っても過言じゃなく,メンバー全員そう思っているはず!
音を見失っていると何気なく指揮しながら小さく歌ってくれるし,音を見つけると笑顔で「良かったぁ~」って感じで全体を見回している。良くぞ最高の指揮者にめぐり合えたと感謝するばかりです。
一方,「悪い」指揮者はどこにでもいます。
歌いながら指揮をする。すぐに停める。怒鳴りだす。小バカにした態度。目が笑っていない。一つのパートを延々と指導する。音取りを何度も何度もする。その他。
合唱団員は,基礎・理論など専門知識を持っていない人の方が多く,どんなにすばらしい合唱団であったとしても,素人や悪声など下手な方が必ず混ざっているものです。だから,それを指導する指揮者が「いい」か「悪い」かによって合唱団の将来が見えてくるのじゃないでしょうか。
発声練習すら疎かにしている合唱団が上達なんぞするはずがありません。
私の本籍地だった合唱団も足が遠のいてきました。
時間が合わず,行っても楽しくないことが多く,歌う私の余命・余声も残り少なくなってきているのに,今さら《おぞましい》と感じつつ歌いたくないものね。←そういう私が《おぞましい》の元凶なのかもしれない。
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