今日の衆院本会議で行われた臓器移植法改正案は,A案が可決された。
A案 : 15歳未満の臓器移植を禁じる現行法の制限を撤廃し,家族の同意で可能にする
B案 : 移植可能年齢を12歳以上に引き下げる
C案 : 脳死判定基準を厳格化する
D案 : 15歳以上は現行法を維持し,15歳未満は家族の承認などを条件に提供を認める
結局,「脳死」を「人の死」とするA案が賛成263票,反対162票で可決されたため,残りの3案の採決が見送られ,全議員の判断が明確になったわけではないけれど,家族の同意があれば0才からの臓器移植が可能となったのです。
臓器移植しか救済の手立てがない『死』を待たざるを得ない15歳未満の子供にも,渡米して病院に支払うディポジット(前払い金)の4億円が必要なくなったのです。
移植する日本人には来てほしくないというアメリカの本音は良ぉ~く理解できるし,小さな命に4億円を出す日本人の感覚が問われていることも分かっています。それ以上に,何としても我が子を救いたいという親の気持ちは痛いほど分かるよね。
だけど心配することがあります。 遺体を資源と見る企業が出て来はしないかということです。
ホント難しい問題です。
ところで,今夜の練習も男声全員参加でした。すごいことです!
こうなるとアルトが弱くなっちゃった。。。
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