昨日の練習,なんと男声が全員集合。
練習後,昨夜に続いて「1Q84」BOOK2を読破。
読み終えると,どのように表現していいのか分からないほどの余韻があり,そして,次に「3」は?と呟いたのでした。
「善」と「悪」というか「正義」と「不正義」が交差し,学生運動から自足自給生活をする過程,オウム真理教の浅原彰晃を彷彿させる「悪」(超人)を抹殺する「青豆」と,山梨の教団から脱出した教祖の娘のゴーストラーターとなる主人公「天吾」との章が交互にあり,終章も私にとって不確か。
続編がないと,このメッセージをどう受け止めるか未解決のような気がするのですが・・・,読み手の力量不足でしょうか。
いずれにせよ,交互して引っ張って行くその文章も,比喩の修辞技法が村上ワールドでとてもきれいに流れていくのです。
性描写も「ノルウェーの森」のようにビンビン来なくなったのは,作者読者の年輪ですかね。
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