知恵蔵2009では,タイトルをこう解説している。
年金などの社会保障制度を構築,改革する際に,基準となる家族形態。以前は標準世帯といわれていたが,「標準」が「あるべき姿」という誤解を招くという理由で,「モデル」という言葉になった。
標準をモデルに変えたたことも理解できないボンクラな私ですが,年金受給でのモデル世帯となると更に理解できないばかりか,憤りさえおぼえてしまいます。
「現役時代の50%支給」が年金の目安だったはずなのに,厚労省もモデル世帯数を把握しておらず「わからない」と発言する体たらく。こんな状態じゃ厚労省の発表を誰も本気で受け止めやれんらろがいね!
更に民主党議員が「モデルの意味がないのでは」と問うと,「物差しを変えるのは,物差しとして意味がなくなる」としれっと答えるしまつ。呆れるってこんな時に言うのでしたか?
2050年に65歳となるのは,現在24歳の144万2590人です。
厚労省がモデル世帯としているのは,20歳までに結婚していることが条件で,男女が20歳で結婚している「既婚率」は0.08424%。
そして,「20歳から40年間会社員」→「非大学進学率」→「厚生年金継続率」→「離婚率」を加味していくと,0.00021%しか該当しないことになるというのです。(昨日の朝ズバッ! より)
0.00021%。これは限りなく「0」に近いというより,モデル世帯は存在しないということです。
そもそも少子化に歯止めを打たないといけないのだから,第3子以降の出産に家が建つくらいの奨励金を贈くってくださいよ。わけの分かんない建物を建てずにさぁ。でしょ,ご同輩方。
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