どういうわけか「金沢城址公園」の方が地元住人には定着していますが,平成13年にタイトルのように名称変更となっているのです。
今日の金沢は,23.5度。外を歩いても上着を脱いでしまうような体感夏日のような陽気でした。
お腹の調子がすぐれず昼食も取る気にもなれないので,一人「尾山神社」裏金沢城西の石垣群「鼠多門(ねずみたもん)」コースを歩いた。
車で通過する時に目にしていた,修築となった「玉泉院丸(ぎょくせんいんまる)石垣」をゆっくり眺め,ついでだからと旧県体育館入口の「いもり坂口」から「いもり坂」と「薪の丸」を登る。
玉泉院丸コースの「色紙短冊積み石垣」を左に見ながら直進し,「二の丸広場」に出れば眼前には左から「菱櫓」「五十間長屋」「橋爪門続櫓」の鉛瓦が青空に映え,足もとから順に「芝」「石垣」「白壁」「鉛屋根」「空」,そして内堀横の「桜」がすばらしいパノラマでした。
すぐ右側にある「極楽橋」を渡り,「三十間長屋」を右に見て,かつては渡し櫓(わたしやぐら)が乗っていたという「鉄門」を通り,左の「戌亥櫓(いぬいやぐら)跡」へ。
そこで,二の丸広場を見下ろし「鶴丸倉庫」(金沢城土蔵)から南へ下って「鶴の丸広場」,「橋爪門」をくぐり「橋爪橋」を渡り「二の丸広場」へ。
せっかくだからと,整備中の「河北門(二ノ門)」の茅葺き屋根や耐力壁の土壁作業を見学し終え,二ノ丸北西石垣の内堀沿いの桜並木を通る。金沢大学がここにあった時代に学生時代を過ごした方にとっては思い出深い通りでしょうね。
昨日,足羽川駅側の照手3丁目から2丁目の枝振りも見事な満開の桜並木を車で通った時間で,ここを歩いたのだから足羽川沿いの桜は抜群!
そして,「裏口門」から再び「三の丸広場」に出て,玉泉院丸コース「木の回廊」へ。
いずれは整備されるであろう「玉泉院丸庭園」ですが,私は庭園より石垣が好きなので,借景としての泉水縁の石垣群や「色紙短冊積み石垣」の落水V字石樋(いしどい)に見とれてしまう。
こうして,「いもり坂」に出れば「こぶし」の巨木が満開だったのに気づく。
所要時間1時間弱。
帰り間際,メンバーY子さんからMLで「丑寅櫓(うしとらやぐら)跡」からの兼六園桜を見に行くとメールが入ったのですが,私は「本丸の森」を直進せず左折しちゃったので,幸い出会わず。
ニアミスって飛行機ばかりじゃなかったのですね。
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