「ためしてガッテン」によれば,だ液は傷の治りを早める,微生物と戦う,虫歯を防ぐ効用を持っており,生涯のうちに分泌されるだ液の量はドラム缶200本なんだって。
一方,その唾を天に向かって吐けば自分の顔に掛かり,他人を害しようとして,却(かえ)って自分自身に災いを招くことの喩えとして『天に唾する』とも言います。
昔は,気合を入れるときに唾をペッペと手のひらに掛けてたオジさんを見かけたものですが,もうその仕草をする人がいない...。
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究グループは,その唾液のRNAから頭頚部がんを検出するのに成功したと学術誌「臨床がん研究」で発表した。
いずれ,全ての病気がだ液で診断される時代が来るのかも知れない。
「口を大きく開けてぇ。はい,いいですよ」とだ液を綿棒で取り,「あららぁ,アナタは性癖が良くないわねぇ」と隔離される日が来るのかも。
まだ確立されてなくて良かったぁ,ホッ。
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