今朝のニュース配信で,「24(土)の午後,50歳台の父を訪ねてきた娘が,ベッド下で凍死している80歳の祖母と,浴槽で病死している父を発見」と流れていた。
男性と母親は2人暮らしで,母親は認知症を患い男性が介護にあたっていたのだが, 高齢化社会の今,離職し親の介護に当らなければいけない「サラリーマンの介護地獄」が待っている。
私の母は,もうすぐ81歳。年相応な物忘れは見られるが幸いなことに認知症ではない。膝が悪い母は動作が緩慢,いつ寝たきりになるか分からない。働いている妹と同居しているが,不幸にして母の介護をどうするかとなったら大問題です。肉親の介護や看護のために会社を退職せざるを得ない「介護離職者」が昨年からマスコミで取り上げられている中,配信ニュースのようなことは他人事ではないのです。
要介護者への在宅サービスを大きく制限する「改正介護法」が実施されてもサービスとは程遠く,「特別養護老人ホーム」は待機者が約40万人,「民間型特定施設」も入居規制など余裕のある家庭・人しか利用できず,介護休業制度も93日間という制限があり,制度利用すると大不況をうける企業は,リストラ・・・と手薬煉(てぐすね)を引いている。
そして昨日(25),介護福祉士国家試験が行われた。介護福祉士の割合が高い施設は上乗せ請求ができる事になっているので「隠れた金の卵」です。石川県にいる453人(平成16年2月末現在)の介護福祉士の奪い合いがあるかもしれない。
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