昨日は,私の住む町内の秋祭り。
もう何十年も前の子供の頃,五穀豊就の昇り旗の下,太鼓を打ち鳴らし,藁縄で作られた大松明の後を,ボロ布と灯油を入れた空缶に火をつけた小松明を持った私たちがゾロゾロついて行ったものでした。
小さな集落の村だったけど「若い衆」と呼ばれる青年団の若衆らが,細長い柳バチと短い楓バチを独特の掛け声で打ち鳴らす姿は壮観でした。
そんな彼らの中に,特老施設で生活している人もいると聞く。他人事じゃないよな。
秋祭りは豊作を感謝し,来年もまた豊作を願うところから始まったものです。
自然に生きた昔の人たちにとって欠かせない行事だったはずなのに,保存目的だけで意味無く復活・維持するのはどうなんでしょう?
保存会の方々が子供たちに獅子舞練習に時間を割く姿に頭が下がりますが...。
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