年末年始,ニュースで聞いた「年越し派遣村」。これは,突然の契約打ち切りで職や住まいを失った派遣労働者や路上生活者らを炊き出しなどで支援するためで,日比谷公園で始まったのでしたね。
でも,その後さっぱり話題にもならない。毎度毎度のマスコミの一人相撲かもしれませんが,ヘルパーさんが不足しているのにどうして彼ら彼女らは身奇麗にして老人介護職に就こうとしないのですかねぇ。
4月から介護報酬が3%アップする。だから直ぐにヘルパーさんの賃金に反映されるとは思っちゃいませんが,毎年見直していけば良いんじゃないでしょうか。
大体,介護事業所も一ヶ月に1000万円収入があったとしても,30万円の増収では末端ヘルパーさんに届くとは考えられないものね。100万円くらいの増収だと事業者も世間体もあり,値上げするでしょうが。
「人間でないかのように企業が職を奪い,住まいも奪う。許されるわけがない」と湯浅誠村長さんが言われたことは正しい。だけど,日比谷公園に集まり暮らした人だけが集団で千代田区に生活保護を申し込み,生活保護費が入金されるまでの交通費などとして現金1万円を受けられるって「変」!
私たち中高年の弛みきった腹とやせ衰えた筋肉は,ハードな介護仕事に根を上げるだろう。いずれ誰もが辿り着く「老い」。老老介護の悲惨な現状も流れる昨今,若者ばかりにヘルパーを任せず,目を上げて中老介護でどうですか?
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