今時の青少年は蚊帳なんて知らないだろうな。
いや,絶対知らないはずだ。
なぜなら,私でさえ最後に使ったのは50年近い前の小学生の頃だもの。
みんな知っているのに私だけが知らないような,物事が行われている場の外に居ることを「蚊帳の外」と言いますが,さびしいもので時として「いじめ」にも似ています。
そんな蚊帳がマラリア対策の強力な「武器」として注目されている。
米タイム誌の2004年の「今年の発明」にも選ばれた住友化学が開発した蚊帳「オリセットネット」は,防虫効果は5年以上で「ネットの穴が大きく、通気性が良いので蒸し暑い夜でも使える」とフル生産でも間に合わない超売れっ子。
マラリア原虫を媒介する蚊の一種ハマダラカに刺されて年間3億5000万~5億人が感染し100万人以上が死亡すると言われ,今や救世主の蚊帳は引っ張りダコ。
こういうのを「蚊帳の内」って言わないよね。
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