第81回アカデミー賞 外国映画賞受賞作品「おくりびと」の人気が沸騰している。
《納棺師,それは悲しいはずのお別れを,やさしい愛情で満たしてくれる人》
英語字幕版が外国人で混んでいるそうな。誰か「納棺師」を英語で言ってくれぃ。
そして,残された家族は次に墓石をどうするかで悩むのです。私の父の時もそうでした。結局,石材店に行って石の種類・ランクについて聞かされ,最終的に金額を出してもらい決めたのでした。
その石材店では,「日本石材産業協会に加盟しているので,石の産出国と産地を記した『産地証明書』と『産地国証明書』を発行します」と良心的と思える態度だったので,村の墓地でも大きめな一画を占めていた伝来の墓石をリニューアルしたのでした。
墓石購入費用の全国平均は約174.1万円のようで,我が家は若干平均を上回った墓石のようですが,(1)硬度が高く(2)吸水率が低く(3)キメが細かいこと の3点をチェックしても,「石」でも産地偽装が有り得るのではないかという疑問がつきまといます。
新春恒例となっているテレビでの安価なヴァイオリンとストラディバリの聞き分けができないように,証明書が付いていても国産石と中国産石の違いが分かるはずがありませんからね。
先祖様を供養しようとしても儀式由来に則っていなければ,間違いだらけの「お墓」となるのでしょうが,石の選択にしても悪質な石材業者かどうか見分けがつかないのだから仕方ありません。
ところで,フランス料理でかたいパンをスープにつけたらマナーに反するだなんてほっといてくれない。歯が悪いのだからいいじゃない。墓石ならぬイライラするという「はがやしぃ」事情でした。
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