本日午後3時から県立音楽堂コンサートホールで,タイトルの演奏会が開催され聴きに行った。
故岩城宏之氏の後継者として音楽監督を委嘱されてから初の指揮で「雅楽・声明の出逢い」と銘された演奏会は超満員でした。
舞台に設置された朱塗り欄干の神殿,神殿の床は鮮やかな緑敷物,上手の雅楽の太鼓も緑色と明るい配色。パイプオルガンに夕陽のように橙色のライトが輝きだすと,天皇の即位の際に舞われる「萬歳楽」が始まり,東京楽所(とうきょうがくそ)の雅楽でピンと張り詰めて舞も進む。
そして,オーケストラと声明と雅楽が一体なった石井眞木さんの「声明交響Ⅱ」は,客席の通路から12人の天台宗声明(音律研究所)のメンバーが良く通る声で経を唱えだし,終焉では敬い尊ぶ象徴としての「起立散華(きりゅうさんげ)」を始め,3階席からも「散華」が撒かれ視覚効果をあげていた。
入場の際,小堀酒造から頂いた1合瓶の清酒「萬歳楽」を休憩中に飲まず(運転手ですからね)に直ぐ後半に。
モーツァルト「交響曲第39番」。
ありゃぁ,名手のティンパニー奏者オケーリーさんが楽譜間違いでスタートミス。
必死でバラバラの楽譜をチェックしているではありませんか。
そしてこの日,4月29日(日)の「東京混声合唱団金沢特別公演」のチラシが挟み込まれていた。
校正に足を何度も運んだ私としては,血と汗と涙の結晶です。
どうかそのチラシを捨てず,ぜひご来場ください。
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