2006年1月4日に施行された改正独禁法が,日本初の司法取引となる課徴金免除(リーニエンシー)制度。
これは,企業の談合体質を一掃すること狙ったもので,司法取引によって談合や闇カルテルを暴き易くする一方,不正のペナルティーを強化したものです。
そうしてついに名古屋市営地下鉄談合事件では,公正取引委員会は受注した5社のうち,不正を自主申告した「ハザマ」の告発が見送られた。
公正取引委員会に談合や闇カルテルを最初に申告し,調査に協力した企業の刑事告発を見送り,課徴金も100%免除。
二番手は課徴金50%,三番手は同30%を減額するが刑事告発は免除されないこの制度。
なくならない談合に,リーニエンシーが早速効果を発揮したのです。
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