わが国では,万華鏡(Kaleidoscope)。
ディヴィッド・ブリュースター卿(Sir David Brewster)が,1813年に発明(1816年に特許申請)したもので,色の三原色「赤,青,黄」の定義や,偏光,角と屈折率の関係を明らかにし,その偏向角をブリュースター角とも名付けられた彼は,有名な物理学者だそうです。
そして,万華鏡作り方セットが送られてきた。
子供の頃に覗いていたそれと同じようなもので,みやげ物売り場で買った方が安く付いたかも。
トイレットペーパーの芯のような筒の中に入れる鏡も,2枚,3枚,4枚と枚数が増えるにつれ無限の模様が楽しめるようになっている。
人間の個性と同様,一つとして同じパターンがなく,人によって全く違う世界が広がる万華鏡。
中に入れる具材(オブジェクト)も綺麗なガラス。完成が楽しみだ。
明治時代に入って,「百色眼鏡」 (ひゃくいろめがね)呼ばれたわが国の万華鏡ですが,数が足らず億華鏡,兆華鏡,京華鏡と呼ばれてもおかしくはない。
具材(メンバー)が良くったって,重なり合いや光の関係で二度と同じものが出来ないのは,コーラスも万華鏡と同じだ。
二度と同じハーモニーに出会えなのだから。
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