水道法第4条に基づく水質基準が10年ぶりに大幅に改正され,平成16年4月1日から施行されたのが現在の水質基準。
この改正では,旧水質基準46項目のうち,大腸菌群,有機物(過マンガン酸カリウム消費量)など9項目が除外され,大腸菌,全有機炭素,アルミニウムなど13項目が追加され,50項目となったのです。
また,水質基準を補完する項目として設定されていた「快適水質項目」や「監視項目」を廃止し,「水質管理目標設定項目」(27項目),「要検討項目」(40項目)を導入。そして,わが国の水質基準値は,WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインを参考にしてあるのです。
それなのに,松岡利勝農水相は「今,水道水を飲んでいる人はほとんどいない」と国会で公言。
ってことは,地元選挙区である熊本県第3区の有権者の皆さんは,水道水を飲まず地下水を飲んでるのでしょう。
水質ガイドラインをパスした水を飲むしかない私たちは,国内でも稀な存在というわけです。
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