名司会者だった玉置宏さんのセリフじゃ有りませんが,「歌は世につれ,世は歌につれ」というように昭和の歌も,平成では教え継がずに消え去られようとしている(特に,文部省唱歌)。
今月末に,或るところで歌う「海」もそうだ。
松原とおく きゆるところ
白帆のかげは うかぶ
干し網 浜に高くして
かもめは低く 波にとぶ
見よ 昼の海
見よ 昼の海
なんて良い詞なんだろう。それが,娘のような年代のソプラノ女性は知らない。
2004年10月20日夜,台風23号で京都府舞鶴市の由良川が氾濫し,国道175号で立ち往生したバスの屋根の上で一晩頑張った37人のお年寄りたちは,ほぼ同世代で曲も分かり合えたから歌い救われたのです。
老若男女混ざった場合どうだったろう?
エグザイル,ELT,絢香×コブクロを歌ってよ...なんて私ゃ知りません。
NHK「みんなの歌」で歌った「おお牧場は緑」は,若い人は知らない。バスの上で老人たち(これってお年寄りに直さないといけないの?)が歌った「上を向いて歩こう」はせめて,「みんなが歌える歌100選」選んで欲しいな。
Copyright © 2002-2013 金沢の声楽アンサンブル ~ La Musica ~