今日は,80歳の母の姪にあたる女性(88歳)の葬儀に南砺市まで行ってきました。
母は,7人兄弟の一番末。その兄弟の一番上で23歳年上の姉の長女が亡くなったのです。
兄弟が多い昔は,時々こんな伯父伯母の子供である甥や姪が叔父叔母より年が上ということがあったようです。ちなみに,「伯父(母)」は父母の上で「叔父(母)」は下なのです。
母には,もう兄弟がいない。寂しいだろうな。葬儀の時にしかお目にかからない遠縁の人を判別するため,膝の悪い母を乗せて,道中,縁戚家系をにわか仕込むが,母も自分の兄弟の上下関係や誰の子供か名前もあやふや。突風吹き荒れる高速道路運転中では,聞いてムダだった。
「ちごちご,サダちゃんはカネコの次男やったがや」
「ハナが母ちゃんの一番上の姉やったし,タミコはハナの長女かいね?」
「ショウキチは下から3番目やし,タミコとおない年やったはずや」
もう,私は相槌だけ。DNAは繋がっているのに,親戚関係は廃れていく。悲しいけれど仕方がないことだね。いずれ,私も同じことを言うようになるのだから。
Copyright © 2002-2013 金沢の声楽アンサンブル ~ La Musica ~