一度こじれると,なかなか元に戻すのは容易でないことは,愛し合った夫婦といえど簡単なことではありません。そうでしょう,ご同輩方。
「何言うとるがいね」と反論できる貴方,半分疑いながら尊敬しちゃいます。
深く刻まれた夫婦の溝を修復するのに,悪かったと言って合体を迫ってもムダ。エルメス・ヴィトン・グッチ・シャネル・セリーヌ・コーチ・カルティエなんぞ奮発してプレゼントするなら別だけど。
韓国の国宝第1号の崇礼門(南大門)が焼け落ちたニュースは,日本の文化財の火災に対する備えを再確認させたものでしたが,崇礼門を再建するのに使う松の木を探すのが困難だと伝えている。
韓国は国土の3分の2を山が占め,その山に生えている4本に1本は松の木にもかかわらず,再建に必要な真っすぐな松の木がないのだそうな。それも,わずか26本の松が。
一方,三重県の伊勢神宮は,690年以来20年ごとに古い社殿を壊し,その隣に同じ形の社殿を建て,現在,2013年の完成に向け,62回目の建て替えに向けた行事が行われている。
この建て替えに使う檜(ひのき)を切り出す行事が,05年6月に木曽地方の上松町で行わましたが,20年ごとの建てかえは無駄と思うものの,これによって山林や大工技術の維持・発展に繋がっていたことを再認識したのです。
Copyright © 2002-2013 金沢の声楽アンサンブル ~ La Musica ~