40歳から74歳までの方が対象となる,メタボリックシンドロームの概念を導入した新しい健診制度が「特定健診(健康診査)・保健指導」です。
生活習慣病にかかる患者数は,「高血圧性疾患」約781万人(前回比11.7%増),「糖尿病」約247万人(同8.0%増)と,年々増加するばかりの患者と医療費を抑えようと意図した法律なのですが,100%体に悪いとされているタバコでさえ全面禁煙に出来ない国が,25%メタボ削減を目指すなんて無理でしょうが。
メキシコ市なんか,3日から,公共の場所での全面禁煙が始まり,レストランやバーなどでも屋内の席では一服できなくなり,従わなければ最高1500peso(約1万5000円)の罰金が科され,悪質な場合は逮捕される厳しい規制が始まったのですよ。それがどうです,がん大国日本と言いながら禁煙指導も徹底されず,肥満者ばかり悪者にするなんてちょっと問題じゃない?
今になって前期・後期に分けられた高齢者が文句を言うなんてどうかしている。当事者の高齢者は,マスコミからマイクを向けられて厚かましくも「知らなかった」なんて危機感の欠如です。確かに理解しがたい制度だけど新聞紙上には何度も載っていたんです。この箱でも,昨年から書いてたけどさ。
それに,年金からの天引きのどこがいけないのでしょう。国民会保険制度の下,いずれ前期高齢者も年金から天引きされるのが目に見えているのですよ。国民全員払いましょう。ただ,年金がガッポリもらえる人ばかりじゃないってことを肝に銘じてもらわないとね。
国民年金には,老齢基礎年金・遺族基礎年金・障害基礎年金の3種類の基礎年金があり,厚生年金や共済年金は,この基礎年金に上乗せして支給されるわけですが,「基礎年金は高齢者の生活保障のための公共財支出」としてその基礎年金全額を税で賄う方式が検討されている。
問題は,未解決の消えた年金と無駄遣い社保庁役人への処罰。早くお縄にして下さい,大臣殿。
高騰する医療費も32兆円です。グリーンピア施設など廃棄された物件は何兆円ですか?
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