時代劇ファンの私が,五重塔を拝観して次に目指したのが東寺『観智院(かんちいん)』。
国宝の客殿は,江戸時代のはじめに第10世亮盛(りょうせい)が再建されたもので,客殿内部の「上段の間」には,あの剣豪・宮本武蔵筆の「鷲の図」が描かれています。
知らんかった。宮本武蔵がここで長谷川等伯に絵ほどきを受けてるなんて。
左の襖(ふすま)には「竹の図」があり,剣豪の書絵家としての才能を知ることができました。
客殿から半歩降りて庭を撮ると,100mで10秒19の高校新記録を打ち立てた桐生選手の母校・洛南高校が写ってしまいました(←写したのです)が...,これが「五大の庭」。
国宝・客殿廊下を進むと「五大虚空蔵(こくうぞう)菩薩坐像(重文)」と「愛染明王坐像」の部屋に入り,説明を受けました。
左写真の部屋に,これらの坐像が飾ってあり,その廊下を渡って,茶室「楓泉観」へ。
そこから眺める庭園は,名の通り楓(かえで)時期がすばらしい景観のようですが,先週の雪に覆われた景色も良かったそうな。寒がりの私にはとんでもないことです!
東寺に,所蔵される密教聖教の質と量では我が国最高と言われる「観智院」があるなんて来て初めて知った次第でした。
こうして楽しく有意義な京都観光も無事終え,サンダーバードで帰ってきたのでした。
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