冷えた体を,ホテルグランヴィア京都の特別客室16階グランヴィアフロアでゆったりと時間を過ごして一息です。
とは言いながら普通のJRパックでの申し込みでしたが,何度か利用しているためかホテルが提供してくれたグレードアップされた部屋で,カードキーを当ててドアを開けると直ぐラウンジがあり,ソフトドリンクなど無料でとても快適な非日常空間を体験してきました。
冷たい風が吹き荒れる中,世界遺産『東寺』を目指して出発です。
近鉄に乗車して1駅目の「東寺」で降りれば,すぐに国宝「五重塔」が目に入ります。
前日の『知恩院』や『高台寺』にしても何度訪れたか分かりませんが,本日の『五重塔』にしても,国宝や重文扱いの内部拝観することなんてなかったので,貴重な体験でした。
まず,「南大門」から「金堂」「講堂」を右(東)に見て,左(西)の「毘沙門堂」で「尊勝陀羅尼の碑」の亀の頭や手足を撫で無病息災を祈り,「御影堂」の国宝「大師堂」に入ろうにも拝観受付が先だそうな。
ここでもう,比叡おろしの寒風が顔に痛い!
重文「講堂」は立体曼荼羅(密厳浄土の世界)が配置され,それらの仏像の多くが国宝に指定されており,あまりの規模に驚かされてしまいます。
国宝「五重塔」は,4回の消失を経て徳川家光の寄進によって1644年に竣工した,高さ55mで,現存する日本の古塔中最高の塔だとか。
江戸時代前期の彩色も残っており,ご同輩方も心柱を囲む四仏坐像や壁面に描かれた印度・中国,そして弘法大師の各名僧を拝んで来られては如何ですか?
毎年1月の元旦から3日まで公開するという五重塔内部は,私のような田舎者にはこのような機会でなければ目にすることも叶いません。どうやいね,ご同輩方?
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