秋晴れの下,富山中央植物園に行って,開園20周年記念特別展「梨を味わう」に参加し,10種類の梨を試食してきました。
セイヨウナシ(西洋梨)といえば「ラ・フランス」しか思い付きませんが,今回,珍しい2品種のセイヨウナシ「ゼネラル・レクラーク」「バラード」も試食できました。
「ヤマナシ」... 栽培されるニホンナシの基になった野生種で,小粒で硬く酸味が強い
「二十世紀」... 長十郎と並び昭和40年代の梨の代名詞的存在,ゴミ置き場で見つかった品種
「豊水(ほうすい)」... "幸水"に次ぐ現代ナシの代表品種で栽培も増加中
「あきづき」... 国が1998年に発表した品種,果実は大きく糖度も高く独特の風味
「南水(なんすい)」... 長野県が1990年に発表,酸味がなく干柿に似た味と風味
「新星(しんせい)」... 1984年に発表された品種,形がリンゴそっくりで味も甘酸濃い
「新高(にいたか)」... 昭和初期の古い品種,富山県では"幸水""豊水"に次ぐ栽培高
「平塚16号」... 国が1953年に育種開始したが中断された青ナシ,高級贈答品種
「ゼネラル・レクラーク」... 仏パリ近郊で1950年に発見,甘味・酸味も濃くバランス良
「バラード」... "バートレット"と"ラ・フランス"の交配種を1999年に山形県が発表
西洋梨の中では最も甘味の強い品種で1個千円以上の高級種
「平塚16号」は,1個1,500円くらいする高級ナシのため40名くらいの参加者の一番人気となりあっという間に完食。「ゼネラル・レクラーク」「バラード」も洋ナシ特有の柔らかさと甘味タップリで,同様に完食されました。
個人的には,「南水」「新星」「バラード」が美味しく何度もおかわりをしてしまいました。
即売所では各品種が販売されていましたが,「バラード」5個をゲット。普段500円のものが200円ですからねぇ。こりゃぁ買いでしょ! 下の写真の一番右側のものでそれが売れ残ってたの!
お昼は,「糸庄」のモツ煮込みうどん。
そして,ナシの試食をガッツリでお腹パンパン。
帰りは欠伸しながらハンドルを握ってました。
豊潤でみずみずしく,甘酸味と硬度(歯ざわり)で全く違う「梨」を知るきっかけを与えてもらった1日でした。
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