ほっこく観光のバスツアーでタイトルの薬師寺に出かけた。
金沢駅を6時30分に出発し,途中休憩を2回入れ,11時30分にホテルフジタ奈良に到着し昼食を。
そうして,お目当ての薬師寺へ。
私が目的としたツアーは,薬師寺僧侶による案内で1世紀ぶりの解体修理に入った国宝「東塔」の素屋根内を拝観するためでした。
南大駐車場から歩いて目に入ってきたのは,鮮やかな「西塔」と工事用シートに大きくラッピングされた「東塔」。
ヘルメットと手袋をして僧侶の説明を聞きながら「東塔」最上階に来ました。
大修理が終了するのは6年後。その後,もう上から見ることは叶いません。
塔の上層部の相輪(そうりん)の更なる上に火災にあわぬようにと「水煙(すいえん)」が祀られていますが,祈りを捧げている24人の飛天の「水煙」がガラスで囲われ展示されています。
完成となった暁には下から見上げても分からず,これを観るために来たようなもの。
「西塔」内部見学の後,「勧進所」で薬師寺の偉い執事「大谷徹奘」さんから熱意溢れる「静意」や「生きる」についての講和を聞き,大谷さんを先頭に「金堂」→「大講堂」→「札門」→「玄奘塔」→「大唐西域壁画殿(平山郁夫画伯)」をまわった。
「大講堂」(四天王立像のうち持国天と多聞天は金沢へ搬送のため本日から不在)
「玄奘塔」(玄奘三蔵のご頂骨を奉安)と後ろに「大唐西域壁画殿」
「大唐西域壁画」は,玄奘三蔵が中国からインドまでの行程を描いたものですが,平山郁夫画伯は100回を越える現地取材を重ね,完成まで20年。気の遠くなるような力作でした。
石川県立美術館にて「国宝 薬師寺展」が,今月26日から2ヶ月間開かれるが,前半に,その大谷徹奘さんが来館されるそうで,行かねばなるまいて!
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