毎年9月25・26日に開催される「こきりこ祭り」は,五箇山の上梨地区にある白山宮で行われる祭りです。
とは言え,暇な私をもってしてもなかなか行けるものではありません。
でも「こきりこ踊り特別披露」という催しで,こきりこ保存会の人たちによる説明を入れて,唄と踊りを披露してくれるのです(残念ながらあまり知られていません)。
サルビアの赤い花が運転手を和ませてくれ,トンネルを抜ければ上梨地区です。
ささらを模(かたど)ったアーチが迎えてくれ,白山宮前からパシャ!
こきりこ唄は全国的に有名な古代民謡の一つで,農作業の際に歌われた田楽が由来だそうです。
特別披露を干渉するには入場券(ポスターの下に置いて パシャ!)が必要です。
おそれ多くも本殿を背にして特等席の石段に座って撮影しましたが,祭りの当日はこんな事できないんですよ...と司会者による諸々の説明があります。
次に,狩衣姿に山鳥の羽根がついたあやい笠をかぶった踊り手が登場。
「ささら(板ざさら・びんざさら)」と呼ばれる108枚の木板を組み合わせた楽器を鳴らしながら踊ります。
一通り見せてもらった後は,見学者も舞台に上がって「ささら」を打ち鳴らしながら見よう見まねで踊りの輪に入っていきます。
私が背にした本堂は,写真の「鞘堂」の中に入っているようです。
孫がもう少し大きくなったら連れて来よう。
お一人様の私,白川郷を目指して再びハンドルを握ったのでした。
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