毎週木曜は,小団(ラ・ムジカ)の練習日。
この22日は,東京本社で会議・研修のため練習はお休みです。
少ない人数の合唱団のため1人でも欠けると困るのですが,こういう場合致し方ありません。
そんなわけで,せめて耳くらい肥やそうと東京文化会館小ホールで行われていた東京混声合唱団「第227回定期演奏会」を聴きにやって来ました。
大ホールでも同時刻にコンサートがあったので入り口付近は大混雑です。
《合唱》-新しい道は-
指揮:田中 信昭 ピアノ:中嶋 香
【 曲 目 】
■三宅 悠太:作曲
MIYAKE Yutaka(1983-)
祈る
長田弘の詩とヴォカリーズによる(2011)
■鈴木 純明:作曲
SUZUKI Jummei(1970-)
混声合唱とピアノのための
恋するルバイヤート (2011)
オマル・ハイヤーム:詩
小川亮作:訳
手紙:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
:フランツ・リスト
:クロード・ドビュッシー
石川亮子:抄訳
1.ハイヤームの四行詩
2.モーツァルトの手紙
3.リストの手紙
4.ドビュッシーの手紙
5.ハイヤームの四行詩
■野平 一郎:作曲
NODAIRA Ichiro(1953-)
混声合唱のための
フランスの7つの詩 (2009-2010)
1.バラード(ギョーム・ド・マショー:詩)
2.素晴らしい不具(ルネ・シャール:詩)
3.神々と死(ルネ・シャール:詩)
4.戦闘(フィリッポ=トマーゾ・マリネッティ:詩)
5.廃墟の鳥(イブ・ボンヌフォワ:詩)
6.踊り子(ジャン・コクトー:詩)
7.戦争を駁すバラード(ウスターシュ・デシャン:詩)
3人の作曲家は東京藝術大学卒の方々で,三宅さんは助手,鈴木さんは講師,野平さんは教授。
東混が,この小ホールで演奏会を開催する時は案外空席が目立つのですが,今回は入りも良く若い聴衆も数多くが見受けられたのは,作曲家が教鞭を執られている音楽大学の生徒さんかも。
感性豊かな作曲家の意欲作を評価・表現できる感性を持ち合わせていない私は,黙考するばかり。
あえて好きな曲を挙げるとしたら,鈴木さんの組曲の1曲目。
歌詞はこうですが,「チュッ」とか「チュウ~」が繰り返されて全日本合唱コンクールの課題曲でも良いくらい。それも,中学・高校生あたりのね。
大人はイカン! いやらしく聞こえるがいね!
天下の東混も難儀していた野平作品。
田中先生,ピアニストの中嶋さんもお疲れ様でした。
各ステージ毎に,作曲家が田中先生に呼ばれ舞台に上がり拍手喝采でした。
密かにこれって誰が歌えるの?と疑問句を抱きながら会場を後にして,夜の上野公園を散策。
わりと暖かいのに閑散としていて,クリスタルナイトツリーだけが色を変えながら映えていました。
明日(23)は新橋演舞場で観劇のため,贅沢ですが新橋の第一ホテル東京に宿を取りました。
32平米スーペリアツインが1人でも2人でも同じです。
ホント,おひとり様って高く付きますわ。
でも,この歳になると少しでも心豊かになるために高級ホテルに泊まるよう心掛けているのですが,問題は財布の中身です。
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