朗読小屋 浅野川倶楽部 第12回定期公演「朗読で彩る三文豪の世界」が石川県立音楽堂交流ホールにて行われていた。
実は,小団「ラ・ムジカ」発足時のテナーT村さんから奥様が朗読するのでと,毎年のようにお知らせをいただいていたのに,都合が悪かったり忘れていたりして一度も足を運んだことがなかったのです。
今年は,会場が交流ホールということと,その終了後にコンサートホールで行われる「ウラディミール&ヴォフカ・アシュケナージ ピアノ・デュオ」演奏会にちょうど間に合うため,初めて聴かさせていただいた。
写真は,許可も得ず撮ったもので本当に申し訳ありません。こっそり急いでシャッターを切ったためピンボケですが,これまた申し訳ありません。
室生犀星作「性に目覚める頃」を聴いたわけですが,はるかはるか昔,太宰作品など片っ端から読んだ際にこれを読んだ記憶があります。
金沢西町の茶屋娘お玉さんと,労咳で亡くなる友人表さんとの恋に,主人公室生が複雑な想いを抱く感情を切々と読み上げる様は,iPadで配信されようとも今回の公演に勝るはずがありません。
浅野川倶楽部さん,いいですね!
T村さんの容姿・お召し物・お声,いいですね!
そして,アシュケナージ大先生のご尊顔を拝見しようとコンサートホールへ急いだ。
1)フランシス・プーランク作曲
2台のピアノのためのソナタ
2)セルゲイ・ラフマニノフ作曲
組曲第1番 作品5「幻想的絵画」
***** 休憩 ******
3)モデスト・ムソルグスキー作曲(ヴォフカ・アシュケナージ編曲)
禿山の一夜
4)モーリス・ラヴェル作曲
マ・メール・ロワ
5) 〃
ラ・ヴァルス
アンコール:ロベルト・シューマン原曲(クロード・ドビッシー編曲)
ペダルピアノのための6つのエチュードより 第4曲
最近では,指揮者としてのイメージが強いアシュケナージ大先生のピアノを,息子ヴォフカさんとの2台のピアノによる共演であろうと,間近で観・聴くことができて幸せな日でした。
ピアノに疎い私ですが,2)は,題名どおり色合い豊かな情景が浮かんできました。
3)の息の合った演奏は凄かったですねぇ。S香さんが譜面をめくるのに大忙し。息子ヴォフカさんは若いだけあってか,楽譜じゃなくってiPad!
譜めくりに座った若い男性が⇒ボタンを押すだけとは,世の中進んだものです。
拍手に飽きることもなく,それからココスに行った話はいずれまた。
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