「講演」2題に加えて「舞」が見られるよと小団マネージャーN野さんからチケットを買った。
その講演が先日あり,出かけたのでした。
その際,一緒にいただいたのが右の写真の「ともに生きるということ」安嶋彌(ひさし)さん著エッセイ集。
正確に言うと,聖興寺千代尼史蹟保存会が主催する「二三七回 千代尼忌」事業の「安嶋彌先生出版記念」として,当の安嶋さんと嶋崎丞(石川県立美術館長)さんの講演2題と「舞」なのです。
安嶋さんは,1922年(大正11年)石川県は松任市(現白山市)生。
第四高等学校,東京帝国大学卒,1946年文部省入省,初等中等教育局長などをへて1975年文化庁長官。1977年から1989年(平成元年)まで宮内庁東宮大夫。
右写真で講演されている方が,安嶋彌(ひさし)さん。
大変偉い方がこの石川出身だと驚いた次第です。
隣で,叱られたように座っているのはN野さんですが,実は,司会のため壇上で静かに行儀良く拝聴しているのでした。
そして,タイトルの文字がこのエッセイ集の帯に「今を生きるあなたに贈る 珠玉のエッセイ集」と書いてあったのです。
ええ,さっそく読みましたぞ。
私たちがつい忘れがちな普遍的なものを綴ってあるエッセイ集で,小学生から大学生まで,いや今の親御さんにまで読んで欲しい書ですわ。
安嶋さんが時間オーバーで話されたため,話し上手な嶋崎さんに「15分短縮して,手短に!」とN野さんがマイクでお願いしたため,館長さんは「話せなかった分は県立美術館でお話させてもらいますから,是非館長室にお越しください」と,会場全員に言った。
こりゃ,館長室は大変なことになりゃせんじゃろか?
で,肝心の「舞」の妖幻を5分だけ眺めて急いで別の場に出かけたのでした。
わしゃ,ほんまに忙しい!
目がくっ付きそうになりながら必死で聴いたものの,良く覚えていないのはなぜでしょう?
千代尼に関する文化も,こうして手塩にかけて守っていくことが肝要なのですね。
N野さん,お疲れ様でした。
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