サンダーバード6号で大阪駅に着いたのが予定通りの9時40分頃。
強い雨にも大丈夫なように,大きな傘を持ってきて良かったようだ。
3階南北連絡橋に上がってみると少し風が強くなって来ている感じで,駅構内の電光掲示板にも写真のような「運転見合わせ」案内が表示されているではありませんか。
夜は神戸の義母宅にお世話になる予定なので,それまで雨風は待って欲しいとだけ安易に思っていたのだが,こんな災害をもたらすとは思いもよらぬことでした。
やはり台風接近の影響か,普段混んでいる店内もガラガラ状態。
テーブルに悠々と座り,いつもの「上」(1,550円)にしようかと迷いましたが,売り上げに貢献してあげようと,「特上」(1,850円)をいただきました。
「上」と「特上」の違いは何かなと考えてみれば,肉厚で半尾多く入っているくらいでしょうか?
そして,開業25周年を迎えたホテルニューオオタニ大阪で某企業の株主懇親会に顔を出した後,小団女声メンバーKさんと待ち合わせ,隣接する「いずみホール」で東京混声合唱団「いずみホール定期演奏会No.16」を聴いた。
指揮:松原千振(M),大谷研二(O)
ピアノ:斎木ユリ
== 曲目 ==
・エリック・ウィテカー 作曲 Sleep (O)
Water Night (O)
・湯浅譲二 作曲 混声合唱曲 歌 A Song (O)
・間宮芳生 作曲 混声合唱のための 五つのピエタ (M)
・新実徳英 作曲 混声合唱とピアノのための 宇宙になる(三つの愛のかたち) (O)
悲しみ (M)
・トイヴォ・クーラー 作曲 太陽の昇る時 (M)
このいずみホールは素晴らしい響きのホールで,今回の6名の作曲者による分厚い合唱曲も,東混にかかると熱い曲もサラリと心地よいハーモニーに変わってしまうのです。
招待席という好位置で聴けたのも僥倖で,(昨年の2人の指揮による演奏会が観られなかっただけに)譲っていただいた小団メンバーN野さんに感謝しなくっちゃ。
前回ここで東混を聴いたのは,大谷研二さんの事故後の復帰コンサートで,目頭が熱くなったとこを覚えていますが,今回の1曲目のウィテカー作品から終曲の松原千振さんが振ったクーラー作品まで(「五つのピエタ」なんて歌えないなとか,「ポプラ」「悲しみ」は歌いたいな・・・なぁんて思いながら)ドップリ魅惑のハーモニーに浸ったのでした。
アンコールに来賓の新実徳英さんが登壇され,福島で被災された詩人である和合亮一さんの詩に曲をつけた「つぶてソング」を紹介し,その中の「あなたはどこへ」を大谷さん指揮で東混と一緒に新実さんも歌い,次に東混メンバーが客席に下りて聴衆と一緒に歌ったのでした。
外は幸いにも台風の影響も少なく,雨に降られず風が強いだけ。
ロビーで東混メンバーが掲げる募金箱に,ポケットにある小銭700円ちょっとを投入。
Kさんと別れ,環状線から大阪駅へ。そして,快速で垂水に向かったのでした。
金沢→大阪→神戸と地名も豪華で,食事と演奏会も言うことなしの1日だったのに,切符を買う時に,あ~ぁ...あの小銭が必要だったのにと悔やんだ,いつものセコイ私でしたとさ。
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