会場となっている輪島市町野町金蔵(かなくら)地区は,室町時代に能登守護の畠山氏により全村が焼き討ちにあい,大勢が命を失ったとの言い伝えから,地区の人たちがこの出来事を偲び,先祖の霊を慰めようと始まったのでした。(市広報より)
今年は,500年前の金蔵地区と同じように東北大震災で被災した方々へのエールの言葉が多く見かけられました。
3番目の会場である「正願寺(しょうがんじ)」に着いた小団男声は,本堂に上がる階段で「見上げてごらん夜の星を」を歌いだしたのでした。
こういうのってゲリラ公演というのでしょうね。
境内に浮かぶ灯りを見に来られた方たちは,突然で,しかもヘタなハーモニーにもかかわらず,暖かく聞き入ってくれていた(と,勝手に思っている)。
昨年も書いているが,このお寺は新しく,写真では分からないでしょうが燦然と金色に輝き,歌う環境として良い所で,これが本日最後だと頑張って歌いました。
なかでも,コダーイ作曲による「夕べの歌」が良かった(と思う)。
歌い終わって暖かい拍手に包まれながら家路に着こうと思っていたのだが・・・。
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