自分の歌声をチェックするためにマイクスタンド・マイクで録音していたものだ。
カセットテープの時代からMDに変わってもやっていた。
自分で気が付かないところで急にピッチが下がったりしているのが分かる。もっとも,エヴァさんから絶えず低いと指摘されているところなんざ自分で聴いても分からずなかなか補正できずにいたっけ。
彼女の耳が良すぎることにして,録音を止めて数年経つ。
がなる・吠える私でさえ録音して練習していたんですよ。←今は治せないから止めた。
男声合唱団メンネルコールの主力トップのY崎・Y山両氏が相次いで退団した時,適当にお茶を濁していた私が必死になった時から「頑張り過ぎ」症候群に陥ってしまった。
それを打開しようと発声を習いだしたのが30代の半ば頃だった。7・8年続けたかな?
成果はあんまりなかったけれど,この年になって習った呼吸法やチェンジの仕方が理解できるようになった。もう遅いけれど,あと少し歌えるような気がするのは有りがたいと思っている。
だから,低音部が強いとテナーが頑張るのは良く分かるし,そう言う私も今なお張り上げている。ただ違うのは,自分に「頑張ってやしませんか?」と聞いていること。指揮者がチラッとこちらを見れば「やっぱり出し過ぎ?」のサインを出せること。つまり,それがキャリアなんですかねぇ。
そうして少ない息で声を飛ばすことも何となく分かってきた。
力まない方が声は届くことも。
だけど,pp(ピアニッシモ)ができない!
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