昨日の悪天候の中,羽咋市にある「コスモアイル羽咋」を会場にして,石川県合唱連盟主催事業であるタイトルのフェスティバルが行われ,私は2団体に参加してきた。
その日,朝から分家の50回忌法要があったため,膝の悪い母を車に乗せて連れて行き,お坊さんの丁寧なお経に時間を気にしながら講釈に移ろうとしたその瞬間中座し,礼服を脱いで黒シャツに着替えて車に飛び乗った。
「金沢市中央公民館合唱団」の賛助要員(例の頭数男ですがな!)である私は,10時半にM野団長さんに「今から出発するけど,遅れたらごめんね」と連絡を入れ,ぶっ飛ばして会場に向かった。
午前の部で出番が10番目(11時40分頃)。
飛ばしたおかげで,会場に駆け込んだのが6番目の「野田中学校合唱部」の演奏中だった。
7番「女声合唱団 コーロ・カメリア」の途中まで聞いて練習移動のため退席し,出番となった。
7番で指揮をしていた"あづさ"先生はいつの間に着替えたのか一緒に歌っていた。
ここで歌った『O Magnum Mysterium』は,出だしのテナーパートが2声に分かれていて練習無しの本番だったため「p(音量のピアノ)」の感触が全くつかめないまま歌った。
私のようなオールドは,ハーモニーに身を任せて歌うのが得意だと偉そうに言いながら前列の声が全く聞こえない。。私の声でぶち壊しになるわけでもないので,そっと(sotto)歌った。
ほやけどぉ~ここまで(音量を)落として歌わんでも良いと思うんですが...,頭数男,言われたとおり歌うだけ(歌えたかどうか分かりませんが...)。
その後,「男声合唱団 金沢メンネルコール」メンバーとして一緒に行動した。
文化会館で,多田武彦作曲「草野心平の詩から」ⅠとⅡを練習した。
今回のバスは,創設35年の年月の中で最高最強で,ひ弱なテナーでは相手になりません。
ホント,片町メンズの面々と新人が加わわったバス,恐るべしです!
そこで私,「バスやバリトンが抑えないので,その流れでテナーに来てしまうと最終的にトップは吠えざるを得ないんだっ!」と噛み付いた。それで,有名なⅠの出だしが淡々と上品になった。全く凄いバスだ。
本番では,当時の石家荘のある華北大平原を思い浮かべるに十分な静けさで始まった。
言葉も飛び(聴衆の印象は分からないが),今年のセコインデさんとのジョイントに手ごたえを感じた。
一方,こうした演奏会を支える各合唱団の面々の苦労も評価しなくてはいけないと思う。
車の誘導係りをしていたヤングは,傘も役に立たずずぶ濡れになっていたもの。ホント,ご苦労様。
文句垂れの私も急に年を取ったわけじゃないんですよ。
若い頃は,こういった係りをしたもんでさぁ。
聴いた合唱団の感想を勝手に列記しちゃおう。
【第一部】
7番 良かった
12番 リード役のテナーの良し悪しが出てしまったな
13番 (指揮をしていたM下さんがさっき書いたずぶ濡れ係りの1人)声は若いが遠慮がちで,爆発して欲しいな
14番 驚いた!声が北陸人と違う感じでとっても良かった!
15番 曲と雰囲気が合っていて練習の成果が発揮されていた(かな?)
【第二部】
3番 プラカードに大賞だな。バランスも良くソプラノが良い
4番 湘南レディーズの合唱団かと思った。パフォーマンス抜群で歌が思い出せない
5番 登録より少なめのメンバーだったせいか大事にしている言葉がちょっと
6番 ファンが多い合唱団で私もその一人 取り上げるジャンルが新鮮
7番 メンネルの稲ちゃんが所属していた団で悲しい時に演奏会だった。メンバーが増えると良いな
12番 もうすぐ演奏会を迎える。仲良し合唱団は分かるけどチェンジして欲しいな
13番 緊張してたんやね。男声の声が聞こえないので男子はずっと「f(フォルテ)」で!ここは声楽の先生がいるはずだが,(前半14番に比べて)声が飛んで来ない
14番 フレッシュコンサートの時もそうだが,バスの美声が出過ぎで邪魔!美しいソプラノも名物ハヤトさんのテナーも霞んでる。バランス感覚が欠如で,メンネルの私のように,歌えないでしょうと振り向いて言ったらどうですか?眞由美さん!
15番 もっとキラッキラしたソプラノになったらもっと好きになれそう
16番 ステキナ曲だった。伴奏者廣田さんは何団体目?ここも太平洋側のソプラノが欲しいな
17番 男声諸君の元気と発声が伴えば良いけど,私の好みとは...。頑張れ!
こう書きながら,エヴァさんが5月連休から1ヶ月ハンガリーに帰省していたから仕方ないけれど,ラムジカが一度も出てなかったことに気が付いた。
来年?
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