昨日は,七尾市サンライフプラザで行われたOEK第10回七尾定期公演を聴いてきた。
地方都市でオーケストラの公演を催すことは,景気低迷期の現状の中,財政的に難しいのでしょうが何とか継続して欲しいものです。
今回は中学生以下無料にして幅広い年齢層に聴いてもらおうと,てんこ盛りのプログラム。
指揮:天沼裕子
ヴァイオリン:松山冴花(さえか)
メゾソプラノ:小泉詠子
テノール:志田雄啓(たけひろ)
バリトン:安藤常光(じょうこう)
松山冴花さんは,愛のあいさつ(エルガー),序奏とロンド・カプリチオーソ(サン・サーンス),ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)の3曲を見事に弾き,聴衆の喝さいを浴びた。
休憩後,演奏会形式による歌劇「カルメン」。
ソリストたちは2年前の歌劇座での演者であり,3者の絡むアリアを歌ってくれた。
ハバネラ・セギディーリャ・花の歌・決闘の二重唱・二重唱のフィナーレ...
小泉さんは2年で妖艶なカルメンになってましたよ。
今回の企画・期日設定など開催にこぎつけるまで下支えされたY山先生が,公演後,指揮者・ソリストと関係者を簡単に慰労するというので,私も紛れ込むことができた。
松山さんを除いた4名は,今日の「メサイア」公演と連日の本番があり,今頃熱唱していることだろう。
天沼さんは,中能登町でセミナーなどを定期的に行っており,ここは準フランチャイズのよう。
ミニ慰労会の席では気楽に話すことができ,今頃機上の人である松山さんのご主人がコロンビア大医学部卒の米国人だとか,私が東京で練習している「神田さくら館」のすぐ近くに志田さんのじっかがあるとか...とか結構楽しいものであり,また,天沼さんが今日の「メサイア」でリジョイスをカットしたということも。
ソプラノの朝倉あづささんの出番が1つ減って定番曲が聴けないとあって,私はガッカリ。
カットの理由を伺いましたが,私ゃやっぱり聴きたい。
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