昨日,伯父の七回忌といとこの三回忌が行われた。
タイトル(法事法要)は,身内などの親しい人たちが集まり故人の冥福を祈りその霊を慰める仏教的な儀式で,ご先祖様を訪れる会といったようなものです。
7人兄弟の一番下であった母は「十三回忌まで生きておれようか」などと弱気なことを言っていたが,O脚の膝に痛みが出なければ十七回忌までは大丈夫だろうしぜひ頑張ってほしい。
親戚はしゃべり好きが多く,私もその遺伝子をしっかり引き継いでいると言われる。
そんな私も伯父の愉快な大法螺には降参でした。
けれど,その伯父の晩年は脳梗塞で一命を取りとめたものの言葉は理解できても話せず文字も書けなくなり,生きる意欲も失せていったようにみえた。
おしゃべりは元気の元であります。
老人が同じことを繰り返し話そうが,聞く耳を持っていようじゃありませんか。
「アレがアレやとこと」と話す母を聞いている振りをしている息子は親不孝者かな。
その法事の席,大手電気メーカーを定年後関連会社を渡り,現在年金生活を送っている夫婦のご主人(私は彼の講釈に毎度辟易している)が何かしら映画の話をしている。
映画ファンの私,後ろに位置する彼の話を聞いた。
仕事一筋だったので映画も見る暇もなく今はDVDをレンタルショップで借りまくり,コピーガードをクリアしてダビングし,ラベルもカラーコピーして本物のDVDと見間違わんばかりにして並べていると夫婦して自慢していた。
呆れた私はふり返って「欲しいのなら買えば?」と諌めた。
いい年をして情けないことを自慢しているものだ。。
私は闘病中の妻が喜ぶような映画のDVDを買っていた。
だから今年は1枚も買っていない。もっとも映画館で観続けているし,3D吹き替えの「バイオハザードⅣ」も観てきた。
本やDVD・CDなんて棚に並べたらそれっきりになってませんか?どう,ご同輩方?
私は再読派なんですよ。
そんな法事の気分治しに,ノンアルコールビールで満腹になった太鼓腹をなでながら(いつもだけど...)メンネルの広瀬先生によるバーバーショップ練習に遅れて行った。
新曲には苦労させられたが「歌う」っていいな。
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