宮子あずさ著「看護婦たちの物語」(無論,図書館です)に,彼女の看護婦になって数年目の実体験が書いてありました。
病気になった時に取る患者の態度が色々出ていましたが,自分は絶対・・・と思っていてもずい分違うようです。
単なる腹痛と思っていたのに手術となり連日の検査,つい苛立ちを看護婦さんにあたることになりますよね。患者の心のケアーまでお給金に入っているのかな。
かつて看護婦といえば「白衣の天使」と慕われつつ,実態は,不規則,休みなし,安月給,出会いなしと大変な重労働です。
入院してみると連日連夜病棟廊下を走り回っている足音を聞きます。太る暇なんてないだろうなぁ(例外はどこにだって...)。
しかしその苦労も,元気に退院していく姿を見ることで,看護婦さんも癒され,仕事の活力になっていると考えれば,病気と闘い生き残るってことは自分自身は言うまでもなく,取り巻く人々も幸せにすることなのですね。
妻も元気で退院して欲しい。
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