1997年10月に,奈良県明日香村の飛鳥池遺跡に飛鳥後半(7世紀後半)と思われるヒノキ製井戸枠から,「道」「依」「子」などの文字と,ハスの花や男女のシンボル(性器)の絵を墨で描いた「日本最古級の落書き」が発見された記事がありました。
現代の公衆トイレの落書きと何ら変わらないものですね。変わるものといえば携帯番号が書いてあるくらいです。
奈良の平城宮跡からも「良き妻,めとる時,来る」と,落書きのある木簡が出土され,ようやく花嫁が来てくれる男性のうれしげな(?)様子が見て取れます。
八幡市八幡吉野の単伝庵は,願い事をお堂に祀られた神様に見られるよう白壁に書くと御利益があると,別名「らくがき寺」とも言われているくらい落書き歓迎です。
何を書いたか忘れたけれど,私も昔,書きました。
その願いは叶ったのだろうか?
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