落書きは,年齢や性別に関わらず,ちょっとしたスリルと快感を伴うのでしょうね。
それは「落書き(2)」の時代を問わず,心の遊びや不満を表わすものかもしれない。
昨年1月,南太平洋のチリ領イースター島(公式名・パスクア島)にあるモアイ像に,日本人の男性観光客が名前を彫りつけた疑いで地元警察に逮捕されました。
彼は,そのモアイ像がうつぶせに倒れている状態で,ただの石だったと思ったということでしたが,ただの石だったにせよ日本人観光客がところ構わず名前を彫ることの意味が理解できないと大きく報道されていました。
けれど海外観光地へ行った際,横文字(たぶん名前でしょう)の落書きも目にしましたが,つい落書きをゴシゴシ彫る・刻む・書く所作は万国共通のことかもしれません。
ただそれがモラルとしてきっちり教育されているか,あるいは自然・文化を守るという教養が身についているかで民族の成熟さが推し量られるのです。
しかし,たった一人で判断されるなら,名誉のことだともっと嬉しいのですが。
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