Sir Henry Rowley Bishop[作曲],里見義[訳詞]
埴生の宿も わが宿
玉の装い 羨まじ
のどかなりや 春の空
花はあるじ 鳥は友
おお わが宿よ
楽しとも たのもしや
祖国を思うこの歌は,映画『ビルマの竪琴』で歌われていた。
終戦間近のビルマで,音楽学校出身井上隊長は兵達に歌を教え,苦しい時も歌を歌って乗り越えながら,ある日イギリス軍に包囲されて歌った「埴生の宿」。
そのメロディを手製の竪琴で爪弾いていたのが水島上等兵。彼は,三角山に残っていた日本軍部隊を説得に行き,ビルマに残ることとなり,部隊の兵達が「水島ぁ~」と連呼して日本に帰るわけですが,これがまた本では泣けるのだがリメイク映画では出来レース的なシーンでした。(中井貴一が水島上等兵を演じ最後は僧衣を纏い見送る)
原作は竹山道雄さんで1984年の今日,80歳で亡くなった。
今ではビルマでは通じないのだ。東パキスタン,セイロンもそうだ。
Copyright © 2002-2013 金沢の声楽アンサンブル ~ La Musica ~