タイトルのCIRQUE DU SOLEIL(シルク・ドゥ・ソレイユ) ダイハツ「コルテオ」を観てきました。
昨日(17)の東京は肌寒く,最高気温が15.4℃。
霧雨降る中,若手社員の後を追うように会社を5時に出て,会場となっている原宿・新ビッグトップに向かったのでした。彼等はJR原宿駅から歩く速度を速めたので,着いた時には息も絶え絶え。
フィギュアスケートの世界国別対抗戦が同じ代々木国立競技場で開催されているが,真央ちゃんは翌日だ(結果は,世界歴代2位の201.87点)。
K4列4番に座ってみれば,そこはステージ通路の前で,パーカッション・ピットのすぐ前。
3千万円と言われているルネサンス模様のカーテンも,私にとって触れるくらい真横だから(実際触ったのです)まるで大きな蚊帳が天井から掛かっているようで,全体絵が見られなかったよぉ~。
『私は夢を見ていた...』の一言から第Ⅰ部が始まり,向こう側が透き通って見えるカーテン(蚊帳)が開き,この物語の主人公で,奇想天外な行列の主役マウロがベッドに横たわり,かつての仲間たちに囲まれ登場してくるのです。
ちなみに「コルテオ」とは,行列とか葬列という意味だそうですよ。
「シャンデリア」から「バウンジング・ベッド」のアクロバティックな妙技に感嘆するばかりです。
「シル・ホイール」の完全なる輪の律動が目の前で行われているのですからスッゴイですわ。そしてその場に,後ろのピットにいたキットさんが叩くスティックさばきがカッコいいんですよ。
「コルテオ」は,サーカスにストーリー性を持たせたものですが,音楽が素晴らしく,各ピットからサックス,クラリネット,キーボード,ギター,マンドリン,ドラム,パーカッションなどが効果的に会場を包み,ヴォーカルもジプシー風だったりフラメンコ調と甘く切なく歌いあげ,聞き惚れてしまいます。
Ⅱ部のロイヤル・ウィスラーが力強く吹く口笛は桁外れで,テクニック・音色にシビレちゃいました。
パフューマーのクラウンとマウロのヘンテコな日本語との掛け合いが聴衆をリードしていくのですが,日本語を話すパフューマーが奥澤秀人さんで,「ツアーニク」の中で四方鉄棒で息の合った回転・飛翔を次々に繰り出す8名の中の一人なのです。
足裏にも目がある「フット・ジャグリング」,狭いシーソー上で高く跳びながらの「ティーダーボード」,上空に微笑む天使に近づこうとするバランス感覚抜群の「ラダー」など,見どころ満載で我を忘れた2時間でした。
背広の上着を脱いで観ていたので,さあ帰ろうとすると濃紺背広にエンジェル達がキラキラまき散らしたものが付いて真っ白になってました。
原宿・新ビッグトップでは,5月5日まで。後は名古屋・大阪・福岡・仙台公演のようです。世界を魅了し続けているシルク・ドゥ・ソレイユ「コルテオ」。時間と財布に余裕のある方は絶対行くべきです!
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