小児科医師の中原利郎さん(当時44)が,1999年8月うつ病にかかり自殺したのは過重労働が原因として,東京地裁は本日「労災」と認定した。
中原さんは,1987年4月から立正佼成会附属佼成病院小児科に勤務。1996年4月から,小児科単科で24時間365日の6人当直勤務を開始し部長代行に。
1998年4月ころから経営改善への取り組み3名の小児科医が辞めることに。
当直の日は,通常勤務から連続して24時間以上勤務することになる場合が殆ど,そのまま翌日の通常勤務まで担当して32時間以上の連続勤務となる場合も。
しかも,3月は,小児科の総患者数が前年の1735人に比して2324人に膨れ上がるなど患者数が多かったため,通常勤務も忙しくストレスの頂点に・・・。
こういう風に書き上げてみれば誰だって過労による「うつ」で投身自殺って解りそうなのに,新宿労働基準監督は認めなかったわけ。
どこに労働基準があるってんだっ。ええっ,監督署長さんよ!
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