親戚付き合いもここまでかと思うくらいですが,山形県鶴岡市へ行ってまいりました。
遠縁筋に当たるのですが,義父母から焼香を上げに行ってもらいたいとの電話をもらい出かけようとした所,折からの冬型気圧配置による強風のためJRは運休。
仕方なく,息子のBM×で金沢森本ICから新潟中央ICまで約300Kmをオービスに注意しながらぶっ飛ばして2時間半。
そこから,朝日まほろばICから荒川胎内ICを経て聖籠新発田ICから貸切状態の国道7号線で鶴岡市に向かって,雪化粧に身を纏った出羽三山(どれがそうなのか分かりませんが...)が少しずつ大きくなり,何とか5時間で目的地に到着。
交代で運転してきたけれど,殆ど息子に任せていたので違っているかもしれませんが,大体こんなルートでしたが,金沢より暖かな気がしました。
焼香を上げ,私の結婚式以来30年以上も経つ人たちにごあいさつをして一路金沢へ。
日本は本当に広い!
遠縁縁者が湯野浜温泉に旅館を持っているから是非来て泊まって欲しいと懇願されたましが,私にとって誰が誰かサッパリ分からず断ってきたのものの,標識にも,菅家(すいけ)庭園,大督寺(だいとくじ)など名所の看板標識が立っていたので,機会とタイミングが合えば訪れたいものです。
くたびれて帰ってココスで小団(ラ・ムジカ)の今後の打ち合わせ。
それから,メサイア練習に直行。
やはり,体調絶不調のため声も出ず,途中退席して11月の練習は終了したのでありました。
先週富山に行った際,メンネル定演後に痛飲したアルコールで痛んだ肝臓を何とかしようと,市内中心部に位置する「反魂丹」で知られる薬屋「池田屋安兵衛商店」2階「薬都」で,健康膳で一番お手ごろ価格(945円)薬膳ランチを。
不思議なもので薬膳を食したという感覚だけで健康になった気がします。
これでまた美味しくお酒がいただけるってことですね。
改修中の富山駅に迎えに行くと,薬売りのブロンズ像が乗った郵便ポストに気付きました。
さすが,越中富山の薬売り。
でも,ポストが色褪せているせいか銅像が小さいのか,せっかくの可愛い薬売りが目立ちません。
金沢駅内のポストとなると,こうはいきません。
通称「郵太郎」。
派手で不気味なくらい大きく,富山の薬売り像が可愛そうに思えてなりません。
北陸新幹線が開通し富山駅がキレイになったら,このポストも目立たせてもらいたいものです。
こうして郵太郎をじっくり見れば見るほど可愛いなんて言えません。
暇な人は,ちょっくら富山駅まで行って確かめて下さい。
像の大きさが3倍以上違う(大人と子どもくらいの差???)と比較できないけれど...。
先週(8),大阪日帰り会議に行った際,大阪駅北口に新しく出来た「グランフロント大阪」で同僚後輩たち8名で食事を。
右写真は,朝10時前のグランフロント大阪。
場所は,タイトルの北館6階「近畿大学水産研究所」。
今一番の人気店で毎月1日午前10時からの予約開始も争奪戦のようです。
でも偶然にも1回で予約が取れたらしく,ラッキーな人間は直ぐ間近にいたわけです。
マグロを世界で始めて養殖に成功した近畿大学は,こうして一等地に店を出して人気を博している。
そして,夜の顔のグランフロント大阪。
マグロに卒業証書まで付いているなんざ,偽装の「ぎ」すら思いつかせない商売上手です。
銀座にもお店を出すようで,また人気出るやろねぇ。。
食事は,一番リーズナブル価格の「紀州コース~kishu~(全7品)」4,500円。
会計の段になるとこれが8,000円に跳ね上がった飲み助でございました。
・お造り 近大マグロと近大選抜鮮魚のお造り盛り合わせ
・焼き物 紀州梅どりの山椒味噌焼き
・蒸し物 すさみ豚と紀州の恵みの蒸篭蒸し
・食事 紀州名物「梅素麺」「めはり寿司」
・デザート 本日のフルーツ
人生の卒業証書は誰もがいただけるものだけど,発行人が閻魔様だったら嫌だな。。
横浜での「横山大観」展に続いて,福井県立美術館での「空前絶後の岡倉天心」展に行ってきました。
足立美術館,東京都立美術館,国立西洋美術館,21世紀美術館,石川県立美術館,横浜美術館と美術館詣でが続く中,今回の福井県立美術館はまさに天心を中心した日本美術界の起源として「空前絶後」ではないでしょうか。
両親が福井出身で横浜生まれの天心が,「郷里福井」と手紙に記したほど福井出身にこだわり,多くの作品を知人に託して福井に残している。
この岡倉天心展では,彼の薫陶を受けた日本画壇のそうそうたるメンバーの作品が展示され,しかも全てが明治30年以降10数年に限られて,横山大観の師「岡倉天心」への弔辞文まで展示されています。
「山田鬼斎」の鬼神置物や,天心が秀英を育てるために模写模造を取り入れ,その作品としての聖観音立像(薬師寺)なんて驚いてしまうし,「菱田春草」「下村観山」「橋本雅邦」「狩野芳崖」などテレビ番組のお宝拝見でしか目にしたことのない著名作家の黎明期の作品が目白押しです。
これ絶対観るべきです。
それにしても,市立美術館や白川文字学の県立図書館は遠くて不便だし,福井の街造りは我慢できないほど下手だと思う。
メサイヤ練習に顔を出すと,「メンネル良かったわぁ」と珍しく破綻の少なかった演奏会が話題となりました。
う~ん,いつも破綻してましたっけ?
歌い手は分かんないんですよ(そりゃ時々,アレレと思うことはありますよ...)。
演奏会前々日の土曜日(2),午後1時半から9時近くまでのロングラン練習でようやく形になったようなスリリングな演奏会ですが,例年通りと言った方が正しいかも。
2stでのソリスト大西真澄さんも前回の不調(高熱!)を払拭しリハーサルからバンバン声を飛ばし子音を立て私たち男声をリードされていました。本番はそれ以上の熱演でしたね。
熱演なら,3st進行役の端保彰子さんも負けていませんでした。
なにせ,合わせ練習の際に大きなマスクをし松葉杖をついて登場して私たちを驚かせたのに,本番ではその痛みを微塵も感じさせず,震災への鎮魂(作:佐川さん)を朗々と時に野太くそして優しく祈りに導いていました。
最後に(最初に書かなくてはいけませんが),広瀬先生の圧倒的な存在!
メンネルをグレードアップへ誘(いざな)う,その指揮。
還暦過ぎたジッ様が使う言葉じゃあリませんが,超カッコいいのです。
いつも行く居酒屋の女将さんが「いやぁ~,ホント素敵やったわ!」と燗酒サービスの電話をいただきましたが,これがあるから歌は止められんげんて。
10日(月・休日)の歌舞伎感想を少し書きます。
仮名手本忠臣蔵の幕開き前に必ずと言って良いほど(私が見たのはたったの4回ですが...),「片しゃぎり」といって太鼓や能管による囃子(はやし)が鳴りますが,背景に松羽目が用いられている「勧進帳」や松の廊下を舞台にした第4幕がある「忠臣蔵」で使われますね。
常式幕(じょうしきまく;右から萌黄(もえぎ)・柿・黒の3色の縦縞(たてじま)模様の正式な幕)の真ん中辺りから裃(かみしも)姿にとぼけた顔の口上人形が登場し,「エヘン,エヘン」と重々しく,もったいぶってせき払いをしながら役名と俳優を紹介し,「ゆるゆるゆると見物のほどを」と首がくるくると一回転するのです。
お客様,お静かに!と言う意味の「とざい・とぉ~ざぁ~~い(東西)」の掛け声が7・5・3回入り浄瑠璃が始まるのですが,ここまではイヤホンガイドの受け売り。
イヤホンをしないで歌舞伎を観ている人って通人なのでしょうね?
ケチったって意味分かんないじゃん。ねっ。
人気演目だけあって,一幕見席のチケットを買い求める人の列なんて半端じゃなかった。
今回,「大向こう」の人たちが少なかったのか盛り上がりに欠けていて,ドンピシャのタイミングでの掛け声が少なかったからなのかもしれません。
近くの2等席で女の方が掛け声をかけてましたが,ガクッとなるようなテンポなので(私を含めて)素人さんはご遠慮申し上げたいですね(差別でありませんが,女性の掛け声ってありなの?)。
吉右衛門さんの見得を初めて見ましたが,呂律が危なっかしいのは「将軍江戸を去る」の時もそうでしたが癖にしても気になりました。
季節は一気に冬。
福井の定宿で書き込んでいますが,和風旅館の辛いところが畳。
冷えが直接足下に忍び込んできます。
私の歌った唱歌は,「うっとり」「聞き惚れました」「澄んだ声」「さわやか」「色合い豊か」など すこぶる好評でした。
そんな嬉しい言葉を浴びながら,横浜美術館で開催されている「横山大観展 ― 良き師,良き友」に急いだ。
歌った会場から市営地下鉄ブルーライン「桜木町」下車し,田舎者は多くの人たちに道を尋ねながら美術館に向かった。
なにせ羽田発18時10分のJALに遅れるわけにはいかなからね。
右の写真は,桜木町駅を出たところで若い二人にあのビルの中を通って左に行けば...と指差された名前だけは田舎者でも知っているランドマークタワー。
歩く歩道は3階なので,ビル内1階のクリスマスツリーを眺めて歩き歩き,ようやく到着。
展覧タイトル名の「良き師,良き友」の師とは言わずと知れた岡倉天心ですが,彼の生誕150年・没後100年を記念した美術展が,(天心の父が福井県出身ということで)福井県立美術館にて「空前絶後の岡倉天心」展が開かれているのです。←そして私は福井にいる!
大観の「雲中富士」「秋色」「夜桜」 etc.何度観ても見惚れてしまう。
1時間半で観終えるなんてもったいことですが,飛行機に乗れないと困るため,美術館向かいの6月にオープンした横浜新名所マークイズみなとみらいを抜けて,みなとみらい線みなとみらい駅に。ながっ
だけどこのマークイズが読めなくて,恥ずかしながらツリー横の受付嬢に聞いたってわけ。
そうして羽田に着いたものの,強風で滑走路が1つしか使えず1時間以上遅れで小松に着けば,な・なんと5℃。
日曜(10)月曜(11)は,東京・横浜でした。
日曜,歌舞伎座新開場柿葺落 吉例顔見世大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を観劇してまいりました。
小松を発つ時にもすでに荒れ模様でしたが,この日の関東地方も強風が吹き荒れる冬気配。
昼の部のため,モノレールから乗り継いでJR有楽町で降り,久しぶりにクリスマス模様に飾った銀座「木村屋」であんパンを3コゲット。
今年は,11月12月と異例の同じ演目の大歌舞伎となりますが,予約が不可能に近い現状で予約を依頼したところ,2等席(2階8列22番)14,000円。3等席を思い浮かべていただけに痛い出費でしたが,それも忘れる熱演でした。下の写真は,22番席から撮ったもの。
塩冶判官(えんやはんがん) 菊五郎
高師直(こうのもろなお) 左團次 (4段目では,石堂右馬之丞)
足利直義 七之助
大星由良之助 吉右衛門
人間国宝,菊五郎と吉右衛門の豪華版です。
通し狂言の中でも,この「仮名手本忠臣蔵」ほど演じられるものはなく,最近でも5・6・7・11段目を観ているので,この日は昼の部だけにして(夜の横浜中華街が待っているため)序幕・3・4段目と道行を。
日本人が好きな忠臣蔵の中でも,浅野内匠頭が切腹するところで辞世の句「風さそう 花よりもなお われはまた 春の名残を いかにとかせん」を読むところと,討ち入りのシーンに心打たれるのではありませんか?
この「松の廊下」と「切腹」が4段目で,1時間半の長丁場。
おかる・勘平の「道行」を観て,強風荒れる中,翌日に唱歌を歌うため横浜のホテルへ向かった。
みなとみらい線で終点「中華街」駅から,JALパックで予約したローズホテルに荷物を置いて,ちょうど中華街イルミネーションを散策した。
4日(月・休日),金沢メンネルコール第37回定期演奏会が満員御礼の中終了した。
多くの方々にご来場いただき遅ればせながら感謝申し上げます。←1週間後の感謝ではねぇ。。
私としては,第1ステージの「雪国にて」の冒頭ソロの歌詞だけが懸案事項でしたが,なんとか歌い終えた後の各ステージも全力で歌いました。
演奏会って華やかだけど,準備をする縁の下担当の努力無しには成り立ちません。
ただ歌うだけの私も,指揮をする中川さん・佐川さん・大高マネージャーなどお世話してくれた団内関係者を尊敬するばかりです(もちろん協力していただいた皆さんもね)。
それにしてもいったい幾つまで歌っているのでしょう?
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