皆さんから,お食事をきちんと取られてますか?と良く聞かれる。
おひとり様の私にはそんな心配ご無用です。
腹が減ったら何かを食べ,お腹の調子が悪くなれば食べなくて済むから。
でも,4月から大学を卒業した次男が帰って来てからそういうわけにもいかなくなった。
彼は出社が早く(7時10分くらいに家を出て行く),食事世話係の私は6時に起きて(もっともその前に目が覚めてしまうけど...)t‐falでお湯を沸かし,レトルトをチンし,食パンを焼きマーガリン+ハチミツ。それに,パンであろうとご飯であろうと好物の納豆+ヨーグルト。
みそ汁は上手に作れるようになりましたが,クノールが手っ取り早いですしね。
先日,試しに10品を...と味覚というものを返上してホテルのバイキング並みに作ってみたのが左の写真。台所のシンクは鍋やらボールで山になり,足元には食材が飛び散り,それを踏みながら行ったり来たりでグチャグチャでした。
こんなことは2度とゴメンだ。
やっぱり,チンが簡単で便利。野菜物もあるしね。
この年になって,主夫をするとは思わなかった。トホホ...
ご同輩方,奥様孝行をできるうちにしておかないと私のようになりますよ。
今日,雨の中,香林坊を歩いていたら金沢市役所環境局の職員たちであろうか『全国ごみ不法投棄監視ウィーク』の街頭キャンペーンをしていた。
5月30日~6月5日がその対象期間。
女性職員が,大和アトリオ前とその向かい側の109前歩道で団扇とティッシュを配っていたのでキッチリゲットしてまいりました。
その様子をテレビ局が映してるんですわ。
誰が映ってたまるかと息んでみても,カメラは私のようなくたびれた男には見向きもしませんて。ビニール傘をさした二人連れの乙女がさっそく捕まり,いろいろ注文に応えて団扇を受け取っていました。
今月は,そんなのがもう1つありました。
5月11日(水)に福井県小浜市に向かっていたところ,三方上中郡の路上で老人会と思しき方々と警官が車を止めて一人ひとり『春の交通安全県民運動』の実施要綱とお茶を配ってたのです。
小雨振る中,地元テレビ局の人たちがビニール合羽を纏(まと)い防雨対策を施したTVカメラを構えている。運転手に渡すのに濡れてはいけないのかクリアファイルに入れて配っていた。そのファイルに「美浜ライオンズクラブ」と貼ってあり,老人会とは失礼な表現でライオンズの面々だったのでした。
風光明媚な片田舎の美浜でありますが,今や全国的にも有名な原発の街です。
子孫に美田を残さずとも,放射能を残されては敵いませんよね。
この日,小浜を目指していたのは20年前に小浜で歌っていたメンバーが「瑪瑙(めのう)細工」職人だったことを思い出し,低予算でエヴァさんに似合うイアリングを注文してあったのを取りに行っていたのでした。
だって,翌日(12)彼女がハンガリーから戻って来るのでこの日しか行けなかったの。
贈った次の日(13)に,彼女はそれをつけて指揮をしていたというのに,鈍感な私は全く気がつかず,せっかく自分で瑪瑙とデザイン選んだというのに,全く締まらない話だった。
昨日の悪天候の中,羽咋市にある「コスモアイル羽咋」を会場にして,石川県合唱連盟主催事業であるタイトルのフェスティバルが行われ,私は2団体に参加してきた。
その日,朝から分家の50回忌法要があったため,膝の悪い母を車に乗せて連れて行き,お坊さんの丁寧なお経に時間を気にしながら講釈に移ろうとしたその瞬間中座し,礼服を脱いで黒シャツに着替えて車に飛び乗った。
「金沢市中央公民館合唱団」の賛助要員(例の頭数男ですがな!)である私は,10時半にM野団長さんに「今から出発するけど,遅れたらごめんね」と連絡を入れ,ぶっ飛ばして会場に向かった。
午前の部で出番が10番目(11時40分頃)。
飛ばしたおかげで,会場に駆け込んだのが6番目の「野田中学校合唱部」の演奏中だった。
7番「女声合唱団 コーロ・カメリア」の途中まで聞いて練習移動のため退席し,出番となった。
7番で指揮をしていた"あづさ"先生はいつの間に着替えたのか一緒に歌っていた。
ここで歌った『O Magnum Mysterium』は,出だしのテナーパートが2声に分かれていて練習無しの本番だったため「p(音量のピアノ)」の感触が全くつかめないまま歌った。
私のようなオールドは,ハーモニーに身を任せて歌うのが得意だと偉そうに言いながら前列の声が全く聞こえない。。私の声でぶち壊しになるわけでもないので,そっと(sotto)歌った。
ほやけどぉ~ここまで(音量を)落として歌わんでも良いと思うんですが...,頭数男,言われたとおり歌うだけ(歌えたかどうか分かりませんが...)。
その後,「男声合唱団 金沢メンネルコール」メンバーとして一緒に行動した。
文化会館で,多田武彦作曲「草野心平の詩から」ⅠとⅡを練習した。
今回のバスは,創設35年の年月の中で最高最強で,ひ弱なテナーでは相手になりません。
ホント,片町メンズの面々と新人が加わわったバス,恐るべしです!
そこで私,「バスやバリトンが抑えないので,その流れでテナーに来てしまうと最終的にトップは吠えざるを得ないんだっ!」と噛み付いた。それで,有名なⅠの出だしが淡々と上品になった。全く凄いバスだ。
本番では,当時の石家荘のある華北大平原を思い浮かべるに十分な静けさで始まった。
言葉も飛び(聴衆の印象は分からないが),今年のセコインデさんとのジョイントに手ごたえを感じた。
一方,こうした演奏会を支える各合唱団の面々の苦労も評価しなくてはいけないと思う。
車の誘導係りをしていたヤングは,傘も役に立たずずぶ濡れになっていたもの。ホント,ご苦労様。
文句垂れの私も急に年を取ったわけじゃないんですよ。
若い頃は,こういった係りをしたもんでさぁ。
聴いた合唱団の感想を勝手に列記しちゃおう。
【第一部】
7番 良かった
12番 リード役のテナーの良し悪しが出てしまったな
13番 (指揮をしていたM下さんがさっき書いたずぶ濡れ係りの1人)声は若いが遠慮がちで,爆発して欲しいな
14番 驚いた!声が北陸人と違う感じでとっても良かった!
15番 曲と雰囲気が合っていて練習の成果が発揮されていた(かな?)
【第二部】
3番 プラカードに大賞だな。バランスも良くソプラノが良い
4番 湘南レディーズの合唱団かと思った。パフォーマンス抜群で歌が思い出せない
5番 登録より少なめのメンバーだったせいか大事にしている言葉がちょっと
6番 ファンが多い合唱団で私もその一人 取り上げるジャンルが新鮮
7番 メンネルの稲ちゃんが所属していた団で悲しい時に演奏会だった。メンバーが増えると良いな
12番 もうすぐ演奏会を迎える。仲良し合唱団は分かるけどチェンジして欲しいな
13番 緊張してたんやね。男声の声が聞こえないので男子はずっと「f(フォルテ)」で!ここは声楽の先生がいるはずだが,(前半14番に比べて)声が飛んで来ない
14番 フレッシュコンサートの時もそうだが,バスの美声が出過ぎで邪魔!美しいソプラノも名物ハヤトさんのテナーも霞んでる。バランス感覚が欠如で,メンネルの私のように,歌えないでしょうと振り向いて言ったらどうですか?眞由美さん!
15番 もっとキラッキラしたソプラノになったらもっと好きになれそう
16番 ステキナ曲だった。伴奏者廣田さんは何団体目?ここも太平洋側のソプラノが欲しいな
17番 男声諸君の元気と発声が伴えば良いけど,私の好みとは...。頑張れ!
こう書きながら,エヴァさんが5月連休から1ヶ月ハンガリーに帰省していたから仕方ないけれど,ラムジカが一度も出てなかったことに気が付いた。
来年?
憧れ(あこがれ)を少し替えただけで,こんなに違う雰囲気になってしまうタイトル。
人生を日時計で例えるなら「たそがれ」って何才くらいでしょうか?
私の後輩から「たそがれ研修」の案内が届いたと連絡があった。
私も以前受けた,この侘しい「たそがれ研修」と言われる研修は,55才からの給与ダウンと,60才定年後の嘱託制度とその嘱託給に,各種年金の説明でありました。
そうか,彼もそんな時期に来たのかという不思議な感覚なのです。
終身雇用や年功序列制度が基本だった我が国も,成果主義になりつつある中,正社員の突然の解雇(リストラ)や派遣切り。
学級崩壊などから子供の「引きこもり」が注目されてますが,就職難民やリストラ成人が「引きこもる」のが話題になっているそうな。やっぱりショックですからね。それに,年金勝ち組世代の親が附いてるんだもの,引きこもれるますよね。困ったもんです。
88年から92年辺りに入社した世代が「バブル入社」組なら,今や「超氷河期」組。
来年からは,「大震災復興」組と呼ばれて是非とも景気上向きを願いたいものですが...。
その点,趣味の合唱なんて何時入ってもへっちゃらのちゃらで,「たそがれ」てる場合じゃありません。
覚えなきゃいけないのですから。口パクにしたって,歌詞やリズムを覚えることが必須なのよ。
「これは暗譜です!」とニッコリ微笑んだエヴァさん,今頃ハンガリーで何してるかな?と妙にたそがれている私です。
「腕組み」が脳を混乱させ,痛み緩和に効果があると英国研ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の科学者チームが,20日,学術誌「Pain」に発表した。
「日常生活ではたいてい,左側にあるものは左手で,右側にあるものは右手で触る」とし,その結果,体の右側および右側の空間を担当する部分はそれぞれ通常同時に活性化され,痛みの処理が非常に効率良く行われるそうな。
コピペの私にわけが分かるはずないやろ?
で,腕を交差すると,同時には活性化されず,痛みなどの刺激が弱く感知されるのだって。
椅子の脚に足指をぶつけて七転八倒したことあるでしょ?
そんな時,腕組みしたら痛みが軽減されるかもよ。
ご同輩方,ボ~ッとしとらんと覚えとんまっしや!
痛い時は何するんやったっけ?と考えながら腕組みしたらそれで良いがやぞ。
練習の時に歌う際,私は腕を組むことが多い。
譜面台があるから手持無沙汰で腕を組むわけ。
そして,短い腕なので交差するとちょうどお腹の出っ張りに乗ってしまう。
相撲だまりで,行司に呼び出される関取のような格好に見えるかも。。。
そんな関取姿の私は,頭(あたま)数男(かずお)として各団から呼び出しがかかった。
心理学的に「腕を組む」のは,守りに入っているポーズで,相手を拒否している心理状態を表しているのだそうだ。
背中を丸めて腕を組むのは不安や緊張の表れで,自分を自分で抱きしめて慰めて安心感を得ているため,この状態は他者を拒絶しているサインだそうで,私なんぞこれに貧乏ゆすりまでしてしまうから駄ちゃかんね(だちゃかん≒ダメ)。
合唱バカの私,さっそく歌いました。
♪腕を組むのは良くないわ(爪を噛むのは良くないわ)♪ ←ペギー葉山「爪」知ってる?
私も若い時もありました。
デートらしきこともやりましたぁ(きみまろ風に)。
そんな時,自分で腕組みなんぞせず,相手をしてくれた絶世の美女(?)と腕を組んだものです。
そして,彼女の胸のふくらみが腕に感じられて何とも言えない幸せだったこともありましたぁ。
ご同輩方,ありましたよねぇ?
サルでもすなる反省というものを,ここんところ真摯に自ら問うたことがない。
とは言え反省しても決まりきった事柄しか思い浮かばないから。
もっと早く行動を起こしていれば...。
私にとって,これが一番でしょうか。
スローライフなどというものではなく,スロースタートなんです。
昨日,演奏会の反省会があった。
仕事で食事会だった私は途中参加ゆえ,どんな反省が飛び出したのか知らない。
お越しいただいた私の関係では,「良かった!」の声が圧倒的でしたからね。
昨年から続けて2回目の古希間近の男性は,「女性は皆美しく観ていて目が洗わわました」とコーラスの感想より「美」にのみ関心のある方や,「女性のブラウスの袖がステージごとに違っていた」なんて私の気付かないことをおっしゃるオバ様がいたり,一方では,「お金が掛かっとった演奏会やったじぃ~」なぁ~んて赤字幅を気にされていた方などコーラス以外の感想をいただいたりしましたが...。
ちなみに会計担当者より,何とか予算内だったことをこの場を借りてお知らせしときます。
それでも感想なんて十人十色です。
結局は,歌ったメンバー全員が,納得のいく演奏ができたかどうかです。
そんなわけで後半の反省会は,運営諸般でございました。
次回が行われるか未定の今,それでも正すところはしっかりしなきゃいけませんものね。
友人が80年代後半,イギリスに3年間赴任していた折りにラター「レクイエム」を4回(それもフルオケ版)聴いたことがあるそうで,メンバーの中に届いた「レクイエム」の感想に冷めたものがあったと伝えたところ,「嘘でしょ?ロンドンだったらスタンディングものでしたよ」と絶賛してくれた。
ホント,十人十色でございます。
さてこれからは,ご同輩方同様スローライフです。
福島辺りじゃ,放射能汚染によるスローデスという不気味な横文字が出てきましたが,何とかしちゃくれんですかね。
タイトル名と反対に「想定内」が流行語大賞を取ったのが2005年,今から6年前。
堀江貴文さんが,ライブドア本体の粉飾決算の疑いや株価操作などでフジテレビと対立していた時の言葉ですが,この年の「小泉劇場」といい,ずいぶん前のことのように思えてなりません。
この「想定内(外)」を言う時,本当に起こりうることを想定していなかったのか考えると,想定していたからこそ「想定外」と,恥知らずにもいけしゃぁしゃぁと言っているような気がしてならない。
想定外の大津波から,福島で起こりつつある「メルトダウン」問題が世界から注目を浴びている。
防波堤が15mであれば...と悔やんでも仕方ないけれど,多くの学者から地震津波の勧告を受けていたのに「想定外」と突っぱねていたわけです。
つまり,想定された事象だったのです。
そして,ラムジカの指揮者エヴァさんが帰国した。
これも合唱団を発足した時から想定された出来事だったのです。
当初,せいぜい3~4年くらい持てば良いかと思っていたのが10年を数えてしまうと,彼女が前で指揮していることが当たり前となって,今になってどうしよう...と慌てている私(たち)です。
今回の演奏会は一生記憶に残ることだろう。
確かに,どの演奏会も覚えているし,前回の合唱団MIWOさんとのジョイントも記憶に新しいが,今回は充実感(達成感)の度合いがそれと異なっている。
彼女がハンガリーに帰国したのちの40日間,メンバーが車座になって歌い確認し合ったことや,ラター「レクイエム」練習での指導者不在の折り,W谷代表がリズムを与え,チェロ奏者大澤さんが付き合ってくれたことなどスリリングな時期もあったのだから。
15日の聴衆は,千名に届かなかったようだが暖かい雰囲気の中で歌えた。
頂戴した感想も概ね好評で,ラヂッチ・エヴァ指揮による『ラストコンサート』としては大成功だったのではないかと自負している私です。
さぁ,想定内を考えてみるとするか。
(次回は,「いただいた感想」について)
長いブランクでした。
でも,その間ずっと歌ってたんですよ。
そして昨日,ラムジカ第9回演奏会が終了した。
これでラヂッチ・エヴァ指揮による演奏会を開けられない...,そんなことを「箱」に書くことが嫌でたまらなく,ブランクを作っていたのかもしれない。
だけど,演奏会を終えてそれが間違いだったことに気付いた。
彼女との「ラストコンサート!」だということを伝え,もっと多くの人に演奏会に来てもらえば良かったのだ。
満足できる演奏会というのは滅多にないことだけど,昨日の演奏会は滅多にないうちの一つとなった。
前日(14),コンサートホールでのリハーサルでアカペラ曲を歌っていると,最高のハーモニーの形(表現がヘタですいません)が見え,チケットを買ってもらった人たちに喜んでもらえる確信が持てたもの。
今回,アカペラ曲とラター「レクイエム」でそれぞれソロをされたK井さん(バリトン)とM上さん(ソプラノ)の2名が感動的な歌声を聞かせてくれた。
手前味噌ながら本当に素敵だった。
それにしても私たちの演奏会は贅沢なもので,まずパイプオルガン。
続いてハープにチェロ,フルート,オーボエ,ティンパニ,それにグロッケン。
ラターって素敵な作曲家だ(それを選んでくれた大谷先生も素敵だけど...)。
お金がかかりすぎるのでオルガンで済ませられないか侃々諤々(かんかんがくがく)の議論で盛り上がったり(下がったり)大変な時期もあったけれど,決行したW谷代表に感謝だな。
エヴァさんが帰国された後,団員だけで練習した日々が続いた中,「トーケン」という会社の社歌をレコーディングしたこともあったっけ。
かなりの余裕だぜ。
団員(メンバー)の力量があるってことだけど,それでも指揮者不在となると今後に不安を抱いているのは私だけでなく,これを読まれているご同輩方も感じていることでしょうね。
その辺のところを書いても良いのかどうか。。。
まずはご来場くださった皆様に感謝を述べなくっちゃいけなかったけど,末尾になってすみません。
そして残念ながら聞き逃した皆様,もったいないことをしちゃいましたねぇ。
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